全国災害対策担当者会議 (第2回)(.ppt)

Report
全国災害対策担当者会議
(第2回)
平成26年6月8日(日)
日本薬剤師会8階会議室
機密性○
原子力規制庁 放射線防護対策部
原子力防災政策課
企画官 鈴木健彦
2
原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考
え方について
原子力安全委員会 原子力施設等防災専門部会(H14.4)
 災害対策本部の判断により、屋内退避や避難の防護
対策とともに安定ヨウ素剤を予防的に服用する
 40歳未満が対象
 服用回数は原則1回とし、連用はできる限り避ける
 あらかじめ安定ヨウ素剤を事前に各戸配布するので
はなく、周辺住民等が退避し集合した場所等におい
て、安定ヨウ素剤を予防的に服用する
 この場合、服用、副作用等に備え、医師、保健師、薬
剤師等の医療関係者を周辺住民等が退避し集合した場
所等に派遣しておくことが望ましい
3
「原子力施設等の防災対策について」の見直しに関
する考え方について中間とりまとめ
平成24年3月22日
原子力安全委員会 原子力施設等防災専門部会 防災指針検討ワーキンググループ
Ⅴ章 被ばく医療のあり方について
(前略)
しかしながら、東京電力福島第一原子力発電所事故では、
緊急被ばく医療機関も被災し機能しない状況が起きており、
医療機関・老人福祉施設等の避難の困難さを経験した。要支
援者の避難について改めて検討する必要があるとともに、緊
急被ばく医療体制についても検討が必要である。
一方、国や県は安定ヨウ素剤服用指示を適時適切に出すこ
とができず、その投与方法に関して抜本的な見直しが必要で
ある。公衆の防護の基礎となるスクリーニングや、甲状腺線
量の測定の検査が適切に行われなかったとの指摘もある。
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「原子力施設等の防災対策について」の見直しに関する考え方
について中間とりまとめ
2.安定ヨウ素剤の予防的服用について
(2)安定ヨウ素剤の各戸事前配布について
我が国においても、海外等の事例から学び、我が国に適した安
定ヨウ素剤の各戸事前配布のための方策、すなわち、住民への適
切な配布方法、配布対象、配布数、服用指導と副作用対策、経費
負担、補充体制などについて検討する必要がある。
原子力災害対策指針制定(H24.10.31)
5
原子力災害対策指針
原子力規制委員会(平成25年9月5日全部改正)
 本指針は、原子力災害対策特別措置法(平成11年法律第156号。以下
「原災法」という。)第6条の2第1項に基づき、原子力事業者(原災法
第2条第3号に規定する者をいう。以下同じ。)、指定行政機関の長及び
指定地方行政機関の長、地方公共団体、指定公共機関及び指定地方公共機
関その他の者が原子力災害対策を円滑に実施するために定めるものであ
る。
 本指針の目的は、国民の生命及び身体の安全を確保することが最も重要で
あるという観点から、緊急事態における原子力施設周辺の住民等に対する
放射線の影響を最小限に抑える防護措置を確実なものとすることにある。
 この目的を達成するため、本指針は、原子力事業者、国、地方公共団体等
が原子力災害対策に係る計画を策定する際や当該対策を実施する際等にお
いて、科学的、客観的判断を支援するために、以下の基本的な考え方を踏
まえ、専門的・技術的事項等について定めるものである。
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第2 原子力災害事前対策
③ 安定ヨウ素剤予防服用の体制
(ⅰ)安定ヨウ素剤の予防服用について
放射性ヨウ素は、身体に取り込まれると、甲状腺に集積し、数年~十数年後に
甲状腺がん等を発生させる可能性がある。このような内部被ばくは、安定ヨウ素
剤をあらかじめ服用することで低減することが可能である。このため、放射性ヨ
ウ素による内部被ばくのおそれがある場合には、安定ヨウ素剤を服用できるよ
う、その準備をしておくことが必要である。
ただし、安定ヨウ素剤の服用は、その効果が服用の時期に大きく左右される
こと、また、副作用の可能性もあることから、医療関係者の指示を尊重して合
理的かつ効果的な防護措置として実施すべきである。また、体制整備に際して
は、関連法制度及び技術面等の最新の状況を反映するよう努めるとともに、以下
のような点に留意する必要がある。
 服用の目的や効果とともに副作用や禁忌者等に関する注意点等については事前に周
知する。
 地方公共団体は、原子力災害時の副作用の発生に備えて事前に周辺医療機関に受入
の協力を依頼等するとともに、緊急時には服用した者の体調等を医師等が観察して
必要な場合に緊急搬送が行うことができる等の医療体制の整備に努める。
また、平時から訓練等により配布・服用方法の実効性等を検証・評価し、改善
に努める必要がある。
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第2 原子力災害事前対策
③ 安定ヨウ素剤予防服用の体制
(ⅱ)事前配布の方法
原子力災害対策重点区域のうちPAZにおいては、全面緊急事態に至った場
合、避難を即時に実施するなど予防的防護措置を実施することが必要となる。こ
の避難に際して、安定ヨウ素剤の服用が適時かつ円滑に行うことができるよう、
以下の点に留意し、平時から地方公共団体が事前に住民に対し安定ヨウ素剤を
配布することができる体制を整備する必要がある。
 地方公共団体は、事前配布用の安定ヨウ素剤を購入し、公共施設で管理する。
 地方公共団体は、事前配布のために原則として住民への説明会を開催する。説明会





においては、原則として医師により、安定ヨウ素剤の配布目的、予防効果、服用指
示の手順とその連絡方法、配布後の保管方法、服用時期、禁忌者やアレルギーを有
する者に生じ得る健康被害、副作用、過剰服用による影響等の留意点等を説明し、
それらを記載した説明書とともに安定ヨウ素剤を配布する。
(略:代理受領)
地方公共団体は、配布等を円滑に行うために、説明会等において、薬剤師に医師を
補助等させることができる 。
(略:予備備蓄)
(略:事前配布)
(略:回収等)
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第2 原子力災害事前対策
③ 安定ヨウ素剤予防服用の体制
(ⅲ)事前配布以外の配布方法
PAZ外においては、全面緊急事態に至った場合、プラント状況や空間放射線
量率等に応じて、避難等の防護措置を講じることとなる。そのため、以下の点に
留意して、避難等と併せて安定ヨウ素剤の服用を行うことができる体制を整備す
る必要がある。
 地方公共団体は、緊急時に備え安定ヨウ素剤を購入し、避難の際に学校や公民館等
で配布する等の配布手続きを定め、適切な場所に備蓄する。
 安定ヨウ素剤の配布・服用は、原則として医師が関与して行うべきである。ただ
し、時間的制約等のため必ずしも医師が関与できない場合には、薬剤師の協力を求
める等、状況に応じて適切な方法により配布・服用を行う。
なお、EALの設定内容に応じてPAZ内と同様に予防的な即時避難を実施す
る可能性のある地域、避難の際に学校や公民館等の配布場所で安定ヨウ素剤を受
け取ることが困難と想定される地域等においては、地方公共団体が安定ヨウ素
剤の事前配布を必要と判断する場合は、前述のPAZ内の住民に事前配布する
手順を採用して、行うことができる。
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第3緊急事態応急対策
③ 安定ヨウ素剤予防服用
放射性ヨウ素による内部被ばくを防ぐため、原則として、原子力規制委員会
が服用の必要性を判断し、原子力災害対策本部又は地方公共団体の指示に基づ
いて、安定ヨウ素剤を服用させる必要がある。原子力規制委員会の判断及び原
子力災害対策本部の指示は安定ヨウ素剤を備蓄している地方公共団体に速やかに
伝達されることが必要である。
安定ヨウ素剤の予防服用に当たっては、副作用や禁忌者等に関する注意を事前
に周知するほか、以下の点を留意すべきである。
(略)
また、安定ヨウ素剤の服用の方法は、以下のとおりとするべきである。
PAZ においては、全面緊急事態に至った時点で、直ちに、避難と安定ヨウ素剤
の服用について原子力災害対策本部又は地方公共団体が指示を出すため、原則とし
て、その指示に従い服用する。ただし、安定ヨウ素剤を服用できない者、放射性ヨ
ウ素による甲状腺被ばくの健康影響が大人よりも大きい乳幼児、乳幼児の保護者等
については、安定ヨウ素剤を服用する必要性のない段階である施設敷地緊急事態に
おいて、優先的に避難する。
 PAZ外 においては、全面緊急事態に至った後に、原子力施設の状況や空間放射
線量率等に応じて、避難や屋内退避等と併せて安定ヨウ素剤の配布・服用につい
て、原子力規制委員会が必要性を判断し、原子力災害対策本部又は地方公共団体が
指示を出すため、原則として、その指示に従い服用する。

10
安定ヨウ素剤の配布・服用に当たって
(地方公共団体用)
地方公共団体の職員等を対象に原子力災害対策指針に
示された安定ヨウ素剤に係る運用についての具体的方
策を示すため、原子力規制庁がとりまとめたもの
11
事前配布の方法と注意事項
説明会の開催等を通じた配布:
安定ヨウ素剤の事前配布に当たっては、原則として医師による住民への説明会を開催することが必要で
ある。この説明会においては安定ヨウ素剤の取り扱いに関する留意点等を説明し、それらを記載した資料
とともに安定ヨウ素剤を配布する。この際、必要な量以上に安定ヨウ素剤を事前配布してはならない。ま
た、住民が安定ヨウ素剤を受け取る際に、服用方法、副作用等の安定ヨウ素剤の取り扱いに係る留意事項
について理解ができているか等を確認するため、受領書を記入・提出させることが必要である。加えて、
安定ヨウ素剤を配布された者に関する管理簿(氏名、日時、数量、代理受領か否か等)を作成し記録を残
す必要がある。
(中略)
・・・なお、地方公共団体は、多くの住民に対する説明を行う必要があり、安定ヨウ素剤の効能や副作
用、服用方法等の薬剤に関する事項について、薬剤師が説明を行う等、薬剤師に医師を補助する協力を
求めることも有効である。
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安定ヨウ素剤の事前配布のための住民説明会の実施について
原子力規制委員会原子力規制庁原子力地域安全総括官
厚生労働省医薬食品局長
厚生労働省大臣官房厚生科学課長
 原子力災害対策指針に基づき、地方公共団体が事前
配布するために実施する住民説明会に必要となる薬
剤師を確保するため、都道府県薬剤師会は、当該地
方公共団体からの依頼に基づき、適任な薬剤師の
あっせんについて協力いただきたいこと
 上記の相談窓口のほか、当該地域の医療提供施設に
おいても住民からの相談があり得ることから、都道
府県薬剤師会は、国又は独立行政法人放射線医学総
合研究所から提供される安定ヨウ素剤に関する情報
を、当該都道府県薬剤師会会員に対し周知いただき
たいこと
13
安定ヨウ素剤を事前配布するための模擬説明
会の開催
地方公共団体が今後実施する安定ヨウ素剤事前配布説明会の一助と
するため、前述の解説書を元に、実際の事前説明会の運用シミュ
レーションを実施
14
今回の模擬説明会の設定条件
対象住民及び参加人数:PAZ内にある地区の住民
参加人数:模擬住民 29名(自治体協力者:25名、原子力規制庁:4名)
会場想定:対象地区の公民館
【説明会の目的】
地域住民に対し、安定ヨウ素剤の必要性や、事前配布が他の手段も含めた防護
措置の一環であること等について理解を得るために実施(安定ヨウ素剤も、でき
る限り事前説明会で配布)
3歳以上13歳未満:安定ヨウ素剤を1錠、13歳以上:安定ヨウ素剤を2錠(3歳未満には対象外)
【模擬住民の役割】
予め、役割(服用不適者、慎重投与者 等)を行う者を定めておく。
【その他】
安定ヨウ素剤は医薬品であることから、原則として医師の説明/判断が必要と
る。
しかしながら、多数の住民を対象に行うことから、医師の業務負担を考慮し、
後述のような取り決めを事前に行い、薬剤師/保健師が医師の業務の補助を行う
こととする。
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今回、想定した模擬住民
名称
内容
人数
服用不適者
不適項目に該当する者
1名
慎重投与者
慎重投与項目に一部に「はい」を選択(薬剤以外)
1名
疾患不明者
自分の過去の疾患を覚えていない
→かかりつけ医に行って確認を依頼(当日配布なし)
1名
薬剤対象者①
お薬手帳等で事前に医薬品が判明し、かつ慎重投与項目に該
当
1名
薬剤対象者②
薬の現物を持ってきているが、どれに該当するかわからない
→結果的に慎重投与項目に該当
1名
薬剤対象者③
代理受領者①
代理受領者②
薬を飲んでいるが、商品名等が不明。
→この場では確認できないので、後日、再確認
小児(2歳と5歳)の代理人(保護者)
→本人/子供ともに該当項目なし。
寝たきり高齢者(1名)の代理人
→本人/被代理者ともに、該当項目なし。
1名
1家族
1家族
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[安定ヨウ素剤事前説明会のフロー及び役割分担のイメージ(基本パターン)→変更案]
エリア
住民
自治体職員
医師
薬剤師等
●オリエンテーション
●説明①
「事前配布につい
て」
●説明②
「安定ヨウ素剤につ
いて」
説明
エリア
質疑応答
医師の包括指
示(プロトコ
ル)に従い確
認
チェックシート記入
チ
クェ
ッ
該当なし
チェックシートの
確認
該当あり、不明
慎重投与
問診
ブース
問
診
診断(問診)※
個人の判断
受領希望
服薬可
受領しない
配
布
受領書回収
配布しな
い
再説明・配
布
配布しな
い
禁忌
※判断がつかない事
例については、別
途、医療機関(かか
りつけ医等)におい
て、判断が必要か?
安定ヨウ素剤を配付するまでの流れ
及び関係者の役割について(今回の設定)
1.
チェックシートの確認
医師からの指示のもと、薬剤師/保健師は、チェックシートの内容を確認し、以下のように対応する。
 「服用不適用項目」に「はい」とチェックされている場合、右上の「服用不適」欄にチェックを行い、
医師ブースに誘導する。
 「慎重投与項目」に1項目でも「はい」とチェックされている場合、右上の「慎重投与」欄にチェッ
クを行い、医師診察ブースに誘導する。なお、参加者が現在、薬を服用している場合は、服用し
ている薬がチェックシートに記載されている薬剤に該当するか確認し、該当する場合は、同様に
チェックを行い、医師診察ブースに誘導する。(該当薬剤リストは別紙参照)
 チェック項目が不明の場合、右上の欄のどこにもチェックを行わず、医師ブースに誘導する。
 上記以外の者(チェックシートの全ての項目に「いいえ」とチェックされている者)に対しては、右
上の「該当項目なし」欄にチェックを行い、参加者に安定ヨウ素剤等に関して疑問点がないか確
認し、適宜、解説を行う。その後、安定ヨウ素剤の保管方法を説明の上、「安定ヨウ素剤配付
ブース」に誘導する。
2.
3.
医師の判断(省略)
安定ヨウ素剤の配付(省略)
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※下の点線内は記入しないでください
住民配布資料④:【模擬説明会用】チェックシート
原子力防災政策課作成
該当項目なし
※
服用不適
※
慎重投与
※
配布希望
※
住民配布資料⑤:【模擬説明会用】受領書
原子力防災政策課作成
チェックシート
安定ヨウ素剤の受領書
説明場所名:
記入日:平成
受領者氏名:
説明場所名:
年
月
模擬住民
日
(代理受領者氏名:
生年月日:(明治、大正、昭和、平成)
年
月
記入日:平成
)
受領者氏名:
日
日
(代理受領者氏名:
年
)
月
日
性別:□ 男 □ 女
模擬住民
受領対象者の年齢: □3歳以上13歳未満
月
生年月日:(明治、大正、昭和、平成)
性別:□ 男 □ 女
記入者氏名:
年
模擬住民
記入者氏名:
□ 13歳以上
模擬住民
受領対象者の年齢: □3歳以上13歳未満
□ 13歳以上
【服用不適項目】
1. 今までに安定ヨウ素剤の成分、または、ヨウ素に対し過敏症があると言われ □はい
□いいえ
たことがありますか。
【確認事項】
1. ヨウ素剤の効能・効果(どのように、何に効くか等)について説明を受け、 □はい
(ポピドンヨード液(うがい薬に含まれます)及びルゴール液使用後並びにヨウ化カリウム丸服用後に
じんま疹や呼吸困難や血圧低下などのアレルギー反応を経験したことがありますか)
□いいえ
理解しましたか。
2. ヨウ素剤の服用方法(飲み方、飲むタイミング)について説明を受け、理解
□はい
□いいえ
3. ヨウ素剤服用以外の放射線防護、原子力防災について説明を受け、理解しま □はい
□いいえ
しましたか。
【慎重投与項目】
1. 今までにヨード造影剤過敏症(造影剤アレルギー)と言われたことがありま □はい
□いいえ
すか。
2. 今までに甲状腺の病気(甲状腺機能亢進症、機能低下症)があると言われた □はい
□いいえ
ことがありますか
3. 今までに腎臓の病気や腎機能に障害があると言われたことがありますか。
□はい
□いいえ
4. 今までに先天性筋強直症と言われたことがありますか。
□はい
□いいえ
5. 今までに高カリウム血症と言われたことがありますか。
□はい
□いいえ
6. 今までに低補体血症性蕁麻疹様血管炎と言われたことがありますか。
□はい
□いいえ
7. 今までに肺結核(カリエス、肋膜炎なども含む)と言われたことがあります □はい
□いいえ
したか。
4. ヨウ素剤を飲むことによって得られる利益(甲状腺がんのリスクが低下する □はい
□いいえ
程度など)について説明を受け、理解しましたか。
5. ヨウ素剤の副作用を含め、リスクについて説明を受け、理解しましたか。
□はい
□いいえ
6. 併用した場合に使用に注意を要する薬品について説明を受け、 理解しまし
□はい
□いいえ
□はい
□いいえ
たか。
7. ヨウ素剤を飲まない場合の対応方法や予想される結果などについて 説明を
受け、理解しましたか。
か。
8. 今までにジューリング疱疹状皮膚炎と言われたことがありますか。
□はい
□いいえ
9. 現在、以下のお薬をお使いですか。
□はい
□いいえ
安定ヨウ素剤の服用に関する注意事項の説明を受け、安定ヨウ素剤を受け取りました。また、受け取
った安定ヨウ素剤は、第三者に譲り渡さず、不要となった場合には返却を行います。
(「はい」の方は、該当する薬品にチェックを入れて下さい。)
署名
□カリウム含有製剤、カリウム貯留性利尿剤、エプレレノン
□リチウム製剤
(注)代理受領の方へ
□抗甲状腺薬(チアマゾール、プロピルチオウラシル)
□ACE阻害剤、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤、アリスキレンフマル酸塩
※慎重投与項目のうち、ひとつでも「はい」に該当する場合、医師と相談のうえ安定ヨウ素剤服用をす
るかどうかを決めて下さい。
ご家族の分を代理で受領された方は、安定ヨウ素剤をお渡しになる前に、本日の説明会の内容をご本人に説
明して下さい。
ただし、ご家族の方が服用不適項目に該当することが判明した場合には、(担当課名等)まで連絡の
上、安定ヨウ素剤を返却いただきますようお願いします。
19
模擬説明会のレイアウト
自治体職員役
(今回のケース)
医師役
④
【住民の動線】
① 住民は、自責でチェックシーを記載後、列に
並び、係の者がチェックブースに誘導
② 薬剤師/保健師がチェック(特に、薬剤につ
いては、薬剤師がチェック)
③ 服用不適者等や、病状等が不明な者は医師が
相談
• 医師との相談の結果、安定ヨウ素剤の
事前配布希望者は自治体ブースへ誘導
• 服用不適者及び事前配布を希望しない
者は会場から退出
④ 自治体職員が、受領書と引き替えに安定ヨウ
素剤を配布(チェックシートは、薬と一緒に
保管してもらうため、本人に返却)
③
薬
剤
師
役
保
健
師
役
地域住民
プロジェクタ
②
①
※今回は、会場退出ではなく、自席の戻ってもらった
待機ライン
司会
スクリーン
20
[資料5]
もしもの原子力災害に備えて、
安定ヨウ素剤を事前配布します。
安定ヨウ素剤事前配布説明会のご案内
原子力防災政策課作成
主催: ○○県△△市
開催日時:○月×日(△曜日)13:30-15:00
場所:○○地区公民館
内容:
(住所:△△市##*-*-* )
 安定ヨウ素剤についてご説明します。説明を聞
いて頂いたうえで、お薬を お渡しします。
 お薬をお渡しする前に、薬を飲んでも問題がな
いかを確認させて頂きます。チェックシートをお
渡ししますので、 それに記載して頂きます。
○○地区公民館
当日ご持参いただくもの
 現在服用しているお薬などがありましたら、そのお薬
の名前がわかるもの。例えば、お薬手帳や お薬の
外袋などをお持ち下さい。
・△△線「○○駅」徒歩4分
・▽▽線「 □□駅」徒歩8分
○○地区公民館のご案内
※安定ヨウ素剤をお渡しするには、事前配布説明会にご出席いただく必要があります。
○○地区では以下の日程で説明会を開催しますので、ご出席くださいますよう、お願い申し上
げます。
<問い合わせ先>
・○○県△△市□□課 ××係
模擬住民から出された質問(抜粋)
 40歳以上に人はこの間までガンにならないと言われていた






が、今回、40歳以上も飲む必要があるということは、40
歳以上でもガンになるということか?
2歳と5歳の子供がいるが、2歳の子供はもらえないのか?
もらえない場合、もし事故が起きたらどうすればいいのか?
薬の名前を覚えていないのだが、どうすればいいのか?
過去にどのような病気に罹ったか忘れてしまったがどうすれ
ばいいのか?
服用の指示は自治体からというが、具体的にはどのように行
われるのか?
服用した場合の副作用の保障はだれがどのように責任をとる
のか?
等
22
今回の模擬説明会を通じて
 事務局として、様々な準備をしていたが、まだ、詰
め切らないところもあった
 特に、資料の内容
 服薬状況については、事務局側の周到な準備が必要
(薬剤(ジェネリックも含む)のリスト化)
 今回、規制庁が実施した「模擬説明会」でのヒント
に、都道府県がどこまで理解されたか?
 事前の医師等との役割分担の決定
 事前の広報(特に、お薬手帳等)の重要性
 参加住民の流れ
等
23
 これほど大規模に行った事例がない
 規制庁が想定した模擬住民以外のケースもあるか
もしれない
 医師が、全ての薬剤(ジェネリックを含め)
の商品名等を把握しているわけではない
 薬剤師の補助は重要
 また、規制庁が行った模擬説明会のパターン
と違う方法で行う場合がある
 道府県/市町村の事前説明会を開催する担当者
からの依頼に協力頂くとともに、関係者との
事前のコミュニケーションをお願いする
24
日本薬剤師会
災害対策BCP(業務継続計画)解説
日本薬剤師会
日本薬剤師会
日本薬剤師会
日本薬剤師会
担当常務理事
災害対策委員会委員長
災害対策委員会副委員長
災害対策委員会委員
永田
大澤
丹野
髙野
泰造
泰輔
佳郎
真
業務継続計画について
• 本日の趣旨
– 大規模地震における業務継続計画(BCP大規模地震編)策定に関
する考え方の説明
– 新型インフルエンザ等に関する業務継続計画(発信済み)の説明
– 安定ヨウ素剤事前配布についての説明
• 都道府県薬剤師会において考慮すること
– 大規模水害、台風被害(BCP風水害編)
– 原子力事故(BCP原子力災害編)
– 新型ウイルス等重大感染症(BCP防疫対策編)
安定ヨウ素剤配布への取り組み
• ヨウ素剤配布に関して、薬剤師への期待
– 規制庁が明確に説明しても医療従事者が少ない
– 住民配布には人海戦術が大事
– ヨウ化カリウム丸には「薬のしおり」がない
– 添付文書の配布⇒素人には不安
– 50mg丸しかない⇒乳児投与をどうするか(原末)
ヨウ化カリウム丸
放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減には,ヨウ化カリウムと
して通常13歳以上には1回100mg、3歳以上13歳未満には1回50mg、生後
1ヵ月以上3歳未満には1回32.5mg、新生児には1回16.3mgを経口投与す
る。
添付文書での不安
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
1. 甲状腺機能亢進症の患者[ヨウ素誘発甲状腺腫が生じるおそれがある。]
2. 甲状腺機能低下症の患者[症状を悪化させるおそれがある。]
3. 腎機能障害のある患者[血清カリウム濃度が過剰になり,症状が悪化するおそれがある。]
4. ・・・・・・・。
併用注意(併用に注意すること)
カリウム含有製剤・カリウム貯留性利尿剤・エプレレノン
併用により,高カリウム血症を起こすことがあるので,(一部省略)慎重に投与すること。 本剤との併用により相加
的に作用し,高カリウム血症をきたす可能性がある。
リチウム製剤
併用により,甲状腺機能低下作用,甲状腺腫発症作用を増大させる,(一部省略)慎重に投与すること。
抗甲状腺薬・チアマゾール・プロピルチオウラシル
併用により,甲状腺機能低下と甲状腺腫生成作用を増強させることがある。(一部省略)相加的な甲状腺機能低
下作用があらわれることがある。
ACE阻害剤・アンジオテンシンII受容体拮抗剤・アリスキレンフマル酸塩
併用により,結果的に高カリウム血症を生じることがある。このため血清カリウム濃度をモニタリングすること。 こ
れらの薬剤はレニン・アンジオテンシン系に作用し,アルドステロンの分泌を低下させるため,(一部省略)
重大な副作用
長期連用により次のような症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような症状があらわれた場
合には,投与を中止し適切な処置を行うこと。
(1) ヨウ素中毒(頻度不明)結膜炎,眼瞼浮腫,鼻炎,喉頭炎,気管支炎,声門浮腫,喘息発作,前額痛,流涎,唾液
腺腫脹,耳下腺炎,胃炎等の症状
(2) ヨウ素悪液質(頻度不明)皮膚の粗荒,体重減少,全身衰弱,心悸亢進,抑うつ,不眠,神経過敏,性欲減退,乳
房の腫大と疼痛,骨盤痛
剤形変更や血中濃度の推移からの副作用に関する発症予測は、
専門家である薬剤師が対応すべきである。
都道府県・地域薬剤師会での
取り組みのお願い
• 都道府県、区市町村防災課と安定型ヨウ素配布に関する薬
剤師の役割を明確化
• 乳幼児への配布について確認
– ヨウ化カリウム原末(適応はないが…)
– ヨウ化カリウム丸の剤形変更
• 医師会等との連携についての事前相談
BCPとは?
・Business Continuity Plan (BCP)
・災害時にも継続すべき事業やそれらの業務を
確実に行うための継続計画であり、事故発生時
に備えて、限られた資源等を用いて、それらの事
業を継続できるよう事前に必要な準備を行うため
につくられた計画のことをいいます。
・これらの手順や情報等を文書化したもの
→ 業務継続計画書
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
2参照
BCP作成の手順
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
2参照
普通に考えてみる
1)何が起きたのか?
2)会として何をしなければいけないのか?
3)実行するには、どうすればよいのか?
BCP作成の手順
・作成のためのステップ
内容
ステップ1
事前確認
地域における防災計画、また関係機関等との防災協定や薬剤師の災害活動
に関する協定、また地域において予想される災害等を確認します。
ステップ2
基本方針の策定
災害時に何を優先するかを明確にし、業務継続の基本方針として定めます。B
CPはここで定める基本方針に基づいて策定していきます。
ステップ3
被害の想定
BCP作成の前提とする被害を想定します。どのような規模の被害を前提に業
務継続を検討するのか、明らかにします。
ステップ4
業務の把握
日常的に行っている業務について改めて全体像を整理するとともに、災害時
に継続しなければならない業務(優先業務)を選定します。
ステップ5
業務資源の把握
優先業務について、業務を実施するために必要なもの(業務資源)を把握しま
す。
ステップ6
リスクの評価
業務資源の利用可能性について、現状の対策や先に設定した被害想定を参
考に評価します。
ステップ7
業務継続目標の設定
優先業務について、災害発生後の時間経過の中で、どのようなサービスレベ
ルを目指すのか、業務継続の目標を設定します。
ステップ8
対策の検討
先に設定した業務継続目標を実現するために必要となる事前対策を検討しま
す。
ステップ9
BCP文書の作成
ステップ1~8までの検討結果、災害発生時の危機対応計画、教育訓練計画
等を含めたBCP文書を取りまとめます。
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
2参照
BCP作成に向けての進め方・注意点
・災害の種類に応じて
・自分たちが所属する「都道府県薬剤師会」や「地域薬剤師会」、
または、「薬局」に置き換える
・ステップ毎に説明
具体例、注意点
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
3参照
【表紙の作成】
具体例
○○薬剤師会業務継続計画
<震災対策編>
平成26年4月
・例
「○○薬局業務継続計画(新型インフルエンザ対策編)」
「○○薬剤師会業務継続計画(水害対策編)」
「○○薬局業務継続計画(原発事故対策編)」
・地域防災計画にあわせる
・他の災害が発生した場合、そのBCPにおいて、「震災対策編に準じる」としてお
くと応用がきく
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
4参照
<ステップ1 事前確認>
地域における防災計画、また関係機関等との防災協定や薬剤師の災害活動
に関する協定、また地域において予想される災害等を確認します。
・地域防災計画
・防災協定
→
資料等を入手し、活動内容確認
・地域において予想される災害を地域の防災計画等を
参考に想定
→
災害の種類で対応が異なる
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
5参照
<具体例>
(1)○○県と○○薬剤師会との防災協定の有無、あるい
は、地域防災計画における薬剤師災害支援活動の記載
の有無の把握
(2)○○県で予想される最大の災害は?
例)地震(海溝型、直下型)、津波、台風、火山、土砂崩れ、
コンビナート火災、原子力災害等
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
5参照
<ステップ2 基本方針の策定>
災害時に何を優先するかを明確にし、業務継続の基本方針として定めます。
BCPはここで定める基本方針に基づいて策定していきます。
・基本方針
地域薬剤師会や各薬局のなすべき活動の根拠
・「薬剤師のための災害対策マニュアル(薬事日報社)」も参照
・優先順位
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
6参照
・「薬剤師会って、何だっけ?」
・迷ったら、戻る所
「自分たちは、何のためにするんだっけ?」
<具体例> *手引きより抜粋
【発災時における○○薬剤師会の基本方針】
(1)被災した地区薬剤師会(会員薬局)の早期復旧への支援
①被災地区及び○○薬剤師会の被災情報の収集
②地区薬剤師会機能維持のための支援
(2)○○薬剤師会役員及び職員の安全確保
①○○薬剤師会職員の安否確認
②○○薬剤師会役員の安否確認
(3)○○薬剤師会事業の早期復旧と機能継続
①事業復旧のための資金確保
②○○薬剤師会職員の勤務継続に関する支援
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
6参照
<ステップ3 被害の想定>
BCP作成の前提とする被害を想定します。どのような規模の被害を前提に業
務継続を検討するのか、明らかにします。
・災害の種類、被害を想定
・災害の種類
→
災害対策基本法等を参考
原子力災害、新型インフルエンザ等も
・資料
→
各都道府県版地域防災計画等
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
7参照
<具体例> *手引きより抜粋
(1)○○薬剤師会および○○薬剤師会周辺の被害想定
①震度6弱以上の地震が発生した場合の周辺状況の予測
(ア)○○周辺地域の液状化現象の発生
(イ)周辺高層ビル群の窓ガラス等の損壊による落下や電柱
等の倒壊による高圧線の路上散乱。
(ウ)公共交通機関の運行停止
(エ)主要幹線道路の通行禁止
勤務地(薬剤師会・薬局)と、その周辺
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
8参照
<具体例> *手引きより抜粋
(2) ライフラインの被害想定
① ○○県が示す目安
電力
復旧まで概ね1週間程度
通信
復旧まで概ね2週間程度
ガス
復旧まで概ね1~2ヶ月程度
上水道
復旧まで1ヶ月以上
下水道
復旧まで1ヶ月以上
時間経過
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
9参照
<具体例> *手引きより抜粋
○○薬剤師会 会館におけるライフライン状況(例示)
被害(利用可否)
対象区分
3時間
6時間
12時間
24時間
72時間
電気
7日
14日
1カ月
○
○
○
電話(固定)
電話(携帯)
ライフライン
○
○
○
○
インターネット
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
上水
○
下水
○
ガス
○
△
燃料
ガソリン等
△
△
△
△
△
道路
道路通行
△
△
△
△
△
鉄道関係
JR運行状況
△
○
△
○
○
地下鉄
私鉄
その他特記事項
(周辺での火災発生の有無等)
計画停電の有無
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
9参照
<具体例> *手引きより抜粋
① 理事者の参集状況の想定(開館時の場合:例示)
発災後経過時間
氏名
職種
勤務
形態
自宅からの
距離
参集に係わる
事項
3時間
6時間
12時間
24時間
72時間
1週間
○○ ○○
会長
○○ ○○
副会長
○○ ○○
副会長
○
○○ ○○
理事
○
○
○
○
○
○○ ○○
理事
○
○
○
○
○
○○ ○○
常務
○
○
○
○
○○ ○○
委員
○
○
○
○
人も特定
○
災害担当総務
災害対策委員
会
○
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
10参照
<ステップ4 業務の把握と優先業務の選定>
日常的に行っている業務について改めて全体像を整理するとともに、災害時
に継続しなければならない業務(優先業務)を選定します。
・業務
→
優先業務の把握
1)日常業務の把握
2)災害時に発生する新たな業務の把握
3)それらの業務に対して優先順位を決定
・情報収集
→
具体的な情報入手経路等も記載
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
11参照
<具体例>
*手引きより抜粋
(1)平時における各課の業務
①総務課
災害対策
②会計課
会計処理
③薬事保険課
医療保険関係
情報・医薬品管理センター業務
④薬事情報課
患者相談窓口
⑤職能対策課
実務実習関係
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
11参照
<具体例> *手引きより抜粋
(2)被災時における各課の優先業務(発災直後~24時間)
課
総務課
会計課
優先業務
業務内容
役員状況把握
安否確認メール等により出動要請
職員状況把握
職員の状況把握(自宅・家族状況を含む)
三師会連携
医師会、歯科医師会の状況把握
出動記録
災対本部出動者、薬剤師班出動者(発災時)の情報収集
使用資材等の出庫記録
被災状況収集
災害に関する情報収集、被災情報から機能回復可能な医薬品
集積所、地区薬剤師会等の確認
薬事保険課
支部 活 動情 報 緊急医療救護所、二次集積所の情報収集
収集
支部 災 対本 部 地区災害対策本部の状況確認、○○県庁災対本部の情報収
連携
集
優先業務従事者も特定すると良い
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
12参照
<ステップ5 業務資源の把握>
優先業務について、業務を実施するために必要なもの(業務資源)を把握します
・資源の把握
人、物等
・優先業務遂行上、必要な資源
単純に必要となるものの列挙でよい
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
14参照
<具体例> *手引きより抜粋
(1)業務継続のための人員確保(業務時間内の場合)
①理事者の確保(発災直後~)
(ア)会長、副会長(2名)、常務理事(2名)、理事(2名)
②理事者の確保(24時間~)
③理事者の確保(交代要員72時間~)
④事務局員の帰宅要件
(ア)交通機関の機能回復
(イ)緊急車両等の活用
(ウ)安全性を確認して帰宅指示をおこなう
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
14参照
<具体例> *手引きより抜粋
(5)業務継続のための資材確保(ライフライン含む)
①医療支援のための資材
(ア)非常時救援用資材入りリュック
(イ)防災用ユニフォーム
(ウ)資材確保のための近隣の避難所、
資材供給拠点の確認が必要
②非常時用パソコン(各種管理ソフトを含む、各課1台以上)
③停電対策(電源確保、乾電池等の電源)
④通信機能(優先電話等)
⑤飲料水(30名/日、14日分)
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
14参照
<具体例> *手引きより抜粋
(6)○○薬剤師会館使用不能時の対応
①地区薬剤師会会館
②○○会館
③○○医師会会館
④近県薬剤師会会館
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
15参照
<ステップ6 リスクの評価>
業務資源の利用可能性について、現状の対策や先に設定した被害想定を参考
に評価します
・被害の想定から、資源の利用について評価
→ 被害が起きると、資源にどれくらい影響が出るのか?
利用できるのか?
・資源の利用に対して制限があれば、必要な対策を立案
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
16参照
<具体例> *手引きより抜粋
(1)発災時の人員確保について
①業務時間の状況に係らず、理事が会館に集合すること
ができるか
②業務時間外に会館の損害状況を確認するか、人選等
を含め検討が必要
③発災から1週間を集合したメンバー(役員・事務局)で乗
り切れるか
④女性事務局員の安全確保について(帰宅・集館での安
全確保)の検討が必要
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
16参照
<具体例> *手引きより抜粋
(2)発災時の資材確保について
①発災後からのライフライン確保において、継続的な資材
補給についてのルート確保に関する検討が必要
②緊急用車両の確保
③卸店からの供給ルートが機能しなかった場合の対応
④厚労省と○○県、それぞれの管轄違いによる齟齬が発
生した場合の対応
⑤日薬と○薬、齟齬が発生した場合の対応
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
16参照
<ステップ7 業務継続目標の設定>
優先業務について、災害発生後の時間経過の中で、どのようなレベルを目指す
のか、業務継続の目標を設定します。
・優先業務継続への対策
・業務の質・量の変更、
・提供方法、手段等の変更、工夫
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
17参照
【例】
・通常
・災害時
地域薬局の状況把握(発災直後)
→
→
固定電話等から個別に薬局に連絡
・携帯電話等によるメール
・優先電話
・現地に職員派遣
<状況把握の手段が変更>
固定電話
→
携帯電話・優先電話・職員の現地派遣
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
17参照
また一方では・・・
すべての薬局の被災状況等を確認すること
→ 不可能
<レベルの変更>
・一定時間内であれば、薬局の自主性にある程度任せた報告を
・時間経過とともに
ア)地域薬剤師会から各薬局への状況調査
イ)対応職員数を増やす
優先業務継続への対策
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
17参照
①業務レベルの設定(一つ一つに!)
×;業務を全く継続できない
△;業務内容が通常と異なる部分はあるものの
業務を継続する
○;通常どおりの内容で実施する。
別添資料の「業務継続目標」を利用
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
17参照
「業務継続目標」
業務名(業務内容);
災害経過時間 3時間
目標とする業務レベ
ル
6時間
12時間
24時間 72時間 1週間
1か月
業務提供
業務を継 方法・手
続するた 段の変更
めの方
策・代替 業務内容
手段
(量・質)
の変更
・横軸:時系列
・縦軸:業務レベル、業務の提供方法・手段、業務の内容(量・質)
別添資料参照
業務継続計画(BCP)作成の手引き
<具体例> *手引きより抜粋
ステップ4「職能対策課 日薬対応」
発災後経過時間
3時間
6時間
目標とする業務レベ
ル
×
△
△
△
業務を継 業務提供
続するた 方 法 ・ 手
め の 方 段の変更
策・代替
手段
-
理事1名
理事1名
理事1名
-
メールに
て日薬へ
報告
集まった 集まった
情報の日 情報の日
薬への提 薬への提
供
供
優先電話
の利用
業務内容
の変更
-
12時間
24時間
72時間
○
1週間
1か月
○
○
理事1名 事務局 事務局
員1名 員1名
同様
同様
理事によ 1 日 1 回 、 同様
る意思決 日 薬 へ
定につい 報告
ても報告
固定電
話等
同様
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
18参照
・全業務は、いくつあるのか?
・全業務における時間ごとの進捗状況の確認
作業も必要
各業務の時間毎の進捗状況の把握という
「業務」を作成する
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
18参照
<ステップ8 対策の検討>
先に設定した業務継続目標を実現するために必要となる事前対策を検討し
ます。
・ステップ7に対する事前準備
→ 各業務毎に対する事前準備
・資源確保
→ 詳細については、別表管理でも
・定期的な研修
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
19参照
<具体例> ステップ4「職能対策課 日薬対応」
発災後経過時間
3時間
目標とする業務レベ
×
ル
業務を継 業務提供
続するた 方 法 ・ 手
め の 方 段の変更
策・代替
手段
業務内容
の変更
-
6時間
△
理事1名
12時間
△
24時間
△
理事1名
理事1名
メールに
て日薬へ
報告
集まった 集まった
情報の日 情報の日
薬への提 薬への提
供
供
優先電話
の利用
72時間
○
1週間
○
1か月
○
理事1名 事務局 事務局
員1名 員1名
同様
同様
理事によ 1 日 1 回 、 同様
る意思決 日 薬 へ
定につい 報告
ても報告
固定電
話等
同様
・人員の確保(理事、事務局員)
・パソコン、携帯電話、優先電話、固定電話、インターネット、記録用紙
<具体例> *手引きより抜粋
(1)人員の確保
(2)資材の確保
①食料品、生活資材等の調達する(別表参照)
②資材の定期的な管理(毎年10月1日)
(3)訓練の実施
年1回(10月1日)
(4)理事及び職員に対するBCPに関する研修会
年1回(10月1日)
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
19参照
<ステップ9 BCP文書の作成>
ステップ1~8までの検討結果、災害発生時の危機対応計画、教育訓練計画等
を含めたBCP文書を取りまとめます
・BCPのまとめ
→
文章化
・BCPの作成規則、見直し規則等も
・薬剤師会、薬局そして、一人一人の役割を再確認
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
20参照
<具体例> *手引きより抜粋
(1)このBCPは、○○薬剤師会BCP作成委員会にて
作成し、理事会の承認を得るものとする。
(2)必要に応じて適宜、最新の情報に基づいて、この
BCPを変更する。
(3)変更があった際には、変更日を記載する。また、
その場合は、理事会の承認後、1週間以内に変更
点及び変更後のBCPを、全役員及び職員に配布
する。
平成26年○月○日
業務継続計画(BCP)作成の手引きp
20参照
・アレンジ
・各都道府県薬剤師会BCPの提出を求める
(予定)
・災害時医療の支援・受援関係をスムーズに進
めていく
全国災害対策担当者会議SGD
日本薬剤師会災害対策委員会副委員長
丹野 佳郎
災害医療の基礎用語
災害医療の研修形式
〇災害想像ゲーム(DIG)
D(disaster災害)I(imagination想像力)G(gameゲーム)
〇避難所運営ゲーム(HUG)
H(hinanzyo避難所)U(unei運営)G(gameゲーム)
CSCA
C:Command and Control
Command 指揮
縦の連携
Control
調整連携 横の連携
S:Safety(安全) 3S
Self(自己)、Scene(場所)、Survivor(生存者)
C:Communication(情報伝達)
装備の充実と日頃の訓練が重要
A:Assessment(評価)
それぞれの場、局面における評価
評価は繰り返し実施し、次の戦略を検討する。
災害本部の機能は平常業務と異なる
•
•
•
•
•
•
作業環境と本部資器材管理
活動計画と方針決定
連絡調整、情報収集と分析
作戦立案と意志決定
経時的活動記録(ログ)
以上は予めBCPに含めておくこと。
災害対策本部のチームビルディング
災害対策本部のメンバー構成
〇指揮官(リーダー)
情報を収集し、評価し、行動決定する。
〇副官:指揮官の補佐
ヘンリー少尉とサンダース軍曹、豊臣秀吉と黒田勘兵衛
〇記録係(経時的な記録、映像等)
〇情報・通信係(情報収集・受発信の一元化)
〇後方支援要員(Logistics:兵站)
※役員と事務局の関係性
目標は同じ、しかし役割分担は異なる。
災害時における Logistics
• Logisticsとは
– 兵站学(輸送、宿営、糧食等に関する軍事学)
• Logstics assessment
– 何を、誰に、いかに、どこへ、いつ、だれが
• 救援物資の選択および調達
– 医薬品、衛生材料、食料、テント、毛布等
• 災害の種類と搬送手段
– 空中輸送、陸路輸送、コールドチェーン等
• 救援物資の保管
– 需要に合わせた保管庫、盗難、腐敗等
都道府県薬剤師会災害対策SGD
【発災時の状況】
発災時刻
6月9日月曜日午後2時46分
災害の種類 M8.0、最大震度6強の地震
【この時点の被害状況】
県薬会館は倒壊を免れた。
ライフライン:電気、水道、都市ガスは止まっている。
通 信:固定電話はダウン
携帯電話は災害優先電話の発信のみ生きている。
交通機関:電車、バスは止まっている。
道 路:亀裂が各所にあり信号機は作動していない。
車での移動は不可。徒歩、自転車は可能。
情 報:ラジオのみ
課題1-1(役 員)
あなたは自分の仕事場にいます。
まず、何をしますか?
(発災から1時間)
課題1-1(事務局)
あなたは県薬会館にいます。
まず、何をしますか?
(発災から1時間)
解説1-1
獲得目標:発災後の業務継続計画
※詳細は「業務継続計画(BCP)作成の手引き」を確認
〇役員・会員の安否確認
〇会館周辺の被災状況確認
〇交通機関等の、状況確認
※風評・風説に注意。
事実は?自分たちで確認できたものしか信用できない。
• CSCAの意味とそれに基づいた行動
• 自助・共助(自分・周辺の人々を助ける)
• S:Safety(安全)3S
Self(自己) Scene(場所) Survivor(生存者)
• 安全確認(自己、職員、家族)
• 業務継続要員の確保(食糧・飲料水・寝具等の確認)
課題1-2(役員)
災害担当役員のあなたは薬剤師会会館に到着し
ました。
何しますか。
課題1-2(事務局)
災害担当役員も薬剤師会会館に着きました。
何しますか。
解説1-2
〇県薬災害対策本部の立ち上げ
・指揮命令系統の確立(チームビルディング)
・情報の整理・災害対策本部の場所確保(事務局)
以下BCPに従い、役員・事務局を交えた行動を開
始する。
① 課題1-1で収集した事案について情報整理。
② 担当役員は日薬本部への一報を入れる。
(担当役員が到着困難な場合は事務局が報告)
③ 県、自治体への報告、協力確認
④ 優先業務の選定
⑤ 役割分担(人員配置、仕事分配)
課題2-1
あなたの県が最大被災地と判明しました(発
災翌日)
県薬災害対策本部が立ち上がりました。
何をしますか?
・CSCAを踏まえて考えてください。
解説2-1
獲得目標:支援の受け入れ体制構築
〇地区薬剤師会被災状況確認
〇都道府県(以下県)災害対策本部との連絡調整
〇日本薬剤師会への状況報告・連絡調整
※SOSが無いのが最大のSOS
・C:Command(指揮:縦の連携)
Control(調整連携:横の連携)
・C:Communication情報伝達
装備の充実と日頃の訓練が重要
・A:Assessment評価
課題2-2
支援の受け入れ体制はどうしますか?
解説2-2
C:Communication情報伝達
※装備の充実と日頃の訓練が重要
① 災害薬事コーディネーターを使い、県・地域の要望
を把握
② 地区薬剤師会への派遣薬剤師の登録と管理
(名簿の作成と派遣場所、日数の把握)
③ 受け入れ体制の統一化、指示系統の一元化
(県薬ですべて管理)
④BCPに沿った備品・装備品・資器材の手配
課題3-1
隣の県が最大被災地と判明しました。(発災翌
日)
県薬として、何をしますか?
解説3-1
獲得目標:支援体制の構築
〇日本薬剤師会、県災害本部との連絡調整
〇被災県薬及び周辺県薬との連絡調整
① 支援のための部門・部署の立ち上げ
② 被災県・日薬からの情報収集
(日頃から近隣県と顔の見える関係を構築し
意思疎通を図る)
③ 人的支援、物的支援の準備
課題3-2
日本薬剤師会から当県薬に対して先遣隊を派
遣し、状況調査するよう要請がありました。
何をしますか?
解説3-2
今後日本薬剤師会から発表されるBCPでは被災
地の情報収集のために先遣隊を出動させます。
日薬先遣隊が到着するまでに隣県各薬剤師会に
先遣隊の派遣、最新情報の収集、日薬先遣隊へ
の連携を要請します。
〇県薬先遣隊派遣にあたり、平時から人材の養
成・訓練、資機材の準備が必要です。
〇先遣隊のチームビルドと派遣に際してのCSCA
① 先遣隊チームの編成(役員・事務局)
② 被災県との連絡を密にして情報収集を行う
③ 携行する資機材・支援物資の手配
課題3-3
日本薬剤師会より当県薬に対して被災地へ薬
剤師班出動依頼がありました。
何をしますか?
解説3-3
〇薬剤師班で災害派遣する会員の募集、持参
する支援物資、資機材、車両等の準備。
① 薬剤師派遣人員の募集と説明会を開催
※平時の事前準備
② 派遣に伴う資器材、装備、備品の手配
③ 支援物資の手配
④ 車両、宿泊、食料等の手配
※災害ボランティアは自己完結
〇継続的支援のためブロック単位で連絡調整
課題3-4
発災から3日目地元医師会より当県薬に対し
てJMATを派遣するために薬剤師の帯同を依
頼されました。
何をしますか?
解説3-4
〇DMATの活動は発災から72時間までで、その
後はいろいろな医療団体、医療機関等による
救護班が被災地に出動します。
〇医師会がJMATを出動させる際は薬剤師会、
看護協会に帯同するよう依頼があります。
① 薬剤師派遣人員の募集と説明会を開催
※平時に事前準備
② 派遣に伴う資器材、装備、備品の手配
③ 支援物資の手配
④ 食料等の手配(自己完結)

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