PowerPoint(2.18MB) - COPD情報サイト GOLD

Report
GLOBAL INITIATIVE FOR CHRONIC
OBSTRUCTIVE LUNG DISEASE
(GOLD) ティーチング・スライド・セット
2013年1月
このスライドセットは、学術・教育目的に限り使用できます。
スライドセットまたは個々のスライドを
商業目的やプロモーション目的で使用する場合には、
GOLDの許可が必要です。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
G lobal Initiative for Chronic
O bstructive
L ung
D isease
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
GOLD Structure
GOLD Board of Directors
Marc Decramer, MD – Chair
Science Committee
Jørgen Vestbo, MD - Chair
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
Dissemination/Implementation
Committee
Jean Bourbeau, MD - Chair
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
GOLD Board of Directors: 2013
M. Decramer, Chair, Belgium
J. Vestbo, Vice Chair, Denmark, U.K
J. Bourbeau, Canada
M. Nishimura, Japan
B. Celli, U..S.
R. Rodriguez-Roisin, Spain
D. Hui, Hong Kong PRC
R. Stockley, U.K.
V. Lopez Varela, Uruguay
J. Vestbo, Denmark, U.K.
C. Vogelmeier,
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
Germany
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
GOLD Science Committee - 2013
Jørgen Vestbo, MD,
Chair
Fernando Martinez, MD
Alvar Agusti, MD
Roberto Rodriguez-Roisin, MD
Antonio Anzueto, MD
Don Sin, MD
Peter Barnes, MD
Robert Stockley, MD
Leonardo Fabbri, MD
Claus Vogelmeier, MD
Nicolas Roche, MD
Paul Jones, MD
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
エビデンスレベルの記載について
エビデンス
分類
利用できるエビデンス
A
症例数の多い無作為化比較試
験(RCTs).
B
症例数の少ない無作為化比較
試験(RCTs).
C
非無作為化試験
観察研究
D
専門医の判断
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
GOLD Structure
GOLD Board of Directors
Marc Decramer, MD – Chair
Science Committee
Jørgen Vestbo, MD - Chair
Dissemination/Implementation
Task Group
Jean Bourbeau, MD - Chair
GOLD National Leaders - GNL
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
Slovenia
Germany
Ireland
Saudi Arabia
Bangladesh
Brazil
Yugoslavia Croatia
United States Australia
Canada
Austria
Taiwan ROC
Mongolia
Portugal
Philippines
Yeman
Thailand
Malta
Norway
Moldova
Greece
China
South Africa
Kazakhstan
United Kingdom Syria
Hong Kong ROC
Italy
New Zealand
Argentina
Mexico
United Arab Emirates
Poland Korea
Nepal Chile
Israel
Pakistan Russia
GOLD National Leaders
Peru
Japan
Netherlands
Egypt France
Georgia
Venezuela
Kyrgyzstan
Macedonia Albania
Iceland
Denmark
Turkey Czech
Belgium
Slovakia
Republic
Singapore Spain
Colombia
Ukraine
Romania
Sweden
Vietnam
Uruguay
Switzerland India
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
GOLD Website Address
http://www.goldcopd.org
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
G lobal Initiative for Chronic
O bstructive
L ung
D isease
© Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
GOLD の目的
 医療従事者、健康政策当局、一般市民
の間でCOPDの認知率を高める。
 COPDの診断、管理、予防をよりよいも
のにする。
 COPDの罹患率と死亡率を低下させる。
 COPDの研究を促進する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの定義


慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、予防や治療が
可能な、よくみられる疾患であり、持続性の気流
制限を特徴とする。この気流制限は、通常、進行
性で、有害な粒子やガスに対する気道および肺
の慢性炎症反応の亢進と関連している。
増悪と併存症が、個々の患者の全般的な重症
度に影響する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDでみられる気流制限のメカニズム
末梢気道病変
肺胞の破壊
• 気道炎症
• 気道の線維化:内腔の閉栓
• 気道抵抗の増加
• 肺胞付着部の消失
• 肺弾性収縮力の低下
気流制限
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの負荷
 COPDは世界的に罹患率と死亡率が高い疾患
である。
 COPDの負荷は、危険因子への曝露の継続と
高齢化の影響から、今後さらに増加することが
予測される。
 COPDは社会に重大な経済的負荷をもたらす。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの危険因子
遺伝
粒子への曝露
 喫煙
肺の成長と発達
性別
年齢
 粉塵、有機・無機物質への職業
的な曝露
呼吸器感染症
社会経済的状態
喘息/気道過敏性
 換気不十分な住居でのバイオ
マス燃料を使用した暖房や調
理による室内空気の汚染
 屋外大気汚染
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
慢性気管支炎
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの危険因子
喫煙
遺伝
職業上の粉塵・化学物質曝露
感染症
社会経済的状態
受動喫煙(ETS)
屋内外の空気汚染
高齢者
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
診断および評価: キーポイント
 息切れ、慢性的な咳や喀痰、COPD危険因子へ
の曝露歴のある患者に対して、COPDの臨床診断
を考慮すべきである。
 COPDの診断にはスパイロメトリーが必要である。
気管支拡張薬吸入後の1秒率(FEV1/FVC)が70
%未満の場合、持続的な気流制限があるとみなさ
れ、COPDと診断される。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
診断および評価: キーポイント
 COPD評価の目的は、気流制限の重症度、患者の健
康状態への影響、将来発生しうるイベント(増悪、入院
、死亡など)のリスクを含めて、疾患の重症度を決定す
ることである。
 COPDでは併存症が高頻度でみられる。積極的に検査
を行い、併存症がある場合は適切な治療を行うべきで
ある。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの診断
危険因子への曝露
症状
息切れ
喫煙
職業上の曝露
屋内外の空気汚染
慢性的な咳、痰
→
スパイロメトリー:
診断のために必要な検査
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
気流制限の評価:スパイロメトリー
 スパイロメトリーは、変動を最小化するために、適切な
用量の短時間作用性気管支拡張薬を吸入した後に行
う。
 気管支拡張薬吸入後の1秒率(FEV1/FVC)が70%未
満であれば、気流制限が存在する。
 高齢者のオーバーダイアグノシスを防ぐために、可能
な場合には同年齢の正常値との比較を行う。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
スパイロメトリー: 正常例
FVC
5
呼
気
量
(L)
4
FEV1 = 4L
3
FVC = 5L
2
FEV1/FVC = 0.8
1
1
2
3
4
5
6
時間(秒)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
スパイロメトリー: 閉塞性疾患の例
正常
5
呼
気
量
(L)
4
3
FEV1 = 1.8L
2
FVC = 3.2L
閉塞性疾患
FEV1/FVC = 0.56
1
1
2
3
4
5
6
時間(秒)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの評価: 目的
適切な治療の指針とするため、疾患の重症度と患
者の健康状態への影響および将来起こりうるイベ
ント(増悪など)のリスクを判定する。以下の観点
について、個々に考慮する必要がある。




現時点で患者が呈している症状のレベル
スパイロメトリー測定値の異常の程度
増悪の頻度
併存症の存在
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの評価
 症状の評価
 スパイロメトリーによる気流制限
の評価
 増悪リスクの評価
 併存症の評価
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの症状
COPDの特徴的な症状は、慢性で進行性の息切れと咳、喀
痰である。 症状は日によって変化することがある。
息切れ:
進行性かつ持続性で、 運動時に悪化するのが特
徴的である。
慢性の咳: 間欠的な場合もあり、痰を伴わないこともある。
慢性の喀痰: COPD患者は、よく痰を喀出する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの評価
 症状の評価ツール
COPDアセスメントテスト(CAT)
または
修正MRC息切れスケール(mMRC)
または
COPD質問票(CCQ)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
症状の評価
COPDアセスメントテスト (CAT): COPD患者の
健康状態の障害度を測定する8項目の評価票
(http://catestonline.org)。
mMRC (英国医学研究評議会)息切れ質問票 :
他の健康状態評価法とよく相関し、将来の死亡
リスクを予測する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
症状の評価
COPD質問票(CCQ):
COPD患者のコントロール状態を測定するため
に開発された自記式の質問票。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
修正MRC (mMRC)質問票
当てはまる項目をチェックしてください(チェックは1つのみ)
修正MRCグレード 0: 激しい運動をしたときだけ息切れがある。
修正MRCグレード1: 平坦な道を早足で歩いたり、穏やかな上り坂を歩いたり
するときに息切れがある。
修正MRCグレード2: 息切れがあるので、同年代の人よりも平坦な道を歩く
のが遅い。あるいは平坦な道を自分のペースで歩いて
いるとき、息切れのために立ち止まることがある。
修正MRCグレード3: 平坦な道を約100メートルまたは数分間歩くと
息切れのために立ち止まる。
修正MRCグレード4: 息切れがひどく家から出られない。あるいは衣服の
着替えをするときにも息切れがある。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの評価
 症状の評価
 気流制限の程度の評価
スパイロメトリーを使って、
予測値の80%、50% and 30% を
境目にした4段階で
気流制限の重症度を評価する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPD患者の気流制限の重症度分類*
FEV1/FVC < 0.70の患者で
GOLD 1: 軽症
FEV1 > 80%予測値
GOLD 2: 中等症
50% < FEV1 < 80%予測値
GOLD 3: 重症
30% < FEV1 < 50%予測値
GOLD 4: 最重症
FEV1 < 30%予測値
*気管支拡張薬吸入後のFEV1に基づく
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの評価
 症状の評価
 スパイロメトリーによる気流制限の程度
の評価
 増悪の評価
過去の増悪頻度とスパイロメトリーにより
増悪リスクを評価する。
過去1年間に2回以上の増悪を経験したか、
1秒量が予測値の50%未満の場合は
増悪のリスクが高いと考えられる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪リスクの評価
過去の増悪頻度とスパイロメトリーに
より増悪リスクを評価する
 過去1年間に2回以上の増悪を経験
したか、1秒量が予測値の50%未満
の場合は増悪のリスクが高いと考え
られる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの複合的評価
 症状の評価
 スパイロメトリーによる気流制限の程度の
評価
 増悪リスクの評価
COPD患者の管理をよりよいものとするため
これらの評価を組み合わせることが重要
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの複合的評価
(
4
(C)
(D)
>2
(
3
2
(B)
(A)
1
1
過
去
リの
ス増
ク悪
頻
度
)
G
O
L
D
分
類
に
よ
る
気
流
制
リ限
スの
ク重
症
度
0
)
mMRC 0-1
CAT < 10
症状
mMRC > 2
CAT > 10
(mMRCまたはCAT score)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの複合的評価
まずは症状評価を行う
(C)
(D)
mMRC 0-1またはCAT < 10のとき
症状レベルは低い (A or C)
mMRC > 2またはCAT > 10のとき
(A)
(B)
mMRC 0-1
CAT < 10
mMRC > 2
CAT > 10
症状レベルは高い (B or D)
Symptoms
(mMRCまたはCAT score)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの複合的評価
次に増悪のリスクを評価する
(
4
3
(C)
(D)
2
(B)
過
去
リの
ス増
ク悪
頻
1
度
>2
)
(A)
(
G
O
L
D
分
類
に
よ
る
気
流
制
リ限
スの
ク重
症
度
0
1
mMRC 0-1
CAT < 10
mMRC > 2
CAT > 10
気流制限がGOLD 1または 2で
増悪頻度が0-1回/年の場合
リスクは低い (A or B)
気流制限がGOLD 3または4、
あるいは増悪頻度が2回以上/年
の場合
リスクは高い (C or D)
(増悪による入院が1回以上あった
場合も高リスクとする)
)
Symptoms
(mMRCまたはCAT score)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの複合的評価
総合的な評価を行う
(
患者の現在の状態
4
3
(
(C)
(D)
2
(A)
(B)
過
去
>2
リの
ス増
ク悪
頻
度
1
A: 症状レベル低、増悪リスク低
B: 症状レベル高、増悪リスク低
C: 症状レベル低、増悪リスク高
)
G
O
L
D
分
類
に
よ
る
気
流
制
リ限
スの
ク重
症
度
D: 症状レベル高、増悪リスク高
0
1
)
mMRC 0-1
CAT < 10
mMRC > 2
CAT > 10
Symptoms
(mMRCまたはCAT score)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDの複合的評価
(
(C)
1
過
去
リの
ス増
ク悪
頻
度
)
(B)
(A)
(
(D)
>2
0
)
G
O 4
L
D
分
類
に 3
よ
る
気
流
制 2
リ限
スの
ク重
症 1
度
mMRC 0-1
CAT < 10
症状
mMRC > 2
CAT > 10
(mMRCまたはCAT score)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー
COPDの複合的評価
リスク評価にあたっては、GOLDグレードと過去の増悪頻
度のうちリスクの高い方に基づいて判定する(増悪による
入院が1回以上あった場合もリスクは高い)
患者
特徴
スパイロ
メトリー分類
過去1年間の
増悪頻度
mMRC
CAT
A
リスク低
症状レベル低
GOLD 1-2
≤1
0-1
< 10
B
リスク低
症状レベル高
GOLD 1-2
≤1
>2
≥ 10
C
リスク高
症状レベル低
GOLD 3-4
>2
0-1
< 10
D
リスク高
症状レベル高
GOLD 3-4
>2
>2
≥ 10
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPD併存症の評価
COPD患者では次の疾患のリスクが高い
 冠動脈疾患
 骨粗鬆症
 呼吸器感染症
 不安および抑鬱症
 糖尿病
 肺がん
これらの併存疾患はCOPD患者の死亡や入院に影響
する。定期的な検査と適切な治療が必要である。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
COPDと喘息の鑑別診断
喘息
COPD
 中年以降に発症
 若年発症(しばしば小児期)
 症状は徐々に進行
 症状は日によって異なる
 長年の喫煙習慣
 症状は夜間、早朝に悪化する
 アレルギー、鼻炎、皮膚炎を併発
 喘息の家族歴
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
追加検査
胸部X線: 他疾患の除外および重大な併存疾患の診断に有用。
肺容量と拡散能: 重症度の確認に役立つが、患者の管理に必須で
はない。
酸素飽和度および動脈血ガス測定: パルスオキシメトリーにより、
患者の酸素飽和濃度を測定し、酸素療法の必要性を検討すること
ができる。
α-1アンチトリプシン欠損症のスクリーニング: 白人の血縁で45歳未
満でCOPDを発症した場合もしくはCOPDの家族歴が顕著な場合
に実施する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
追加検査
運動負荷試験: 自己ペースでの歩行距離の減少(6分間歩行試
験など)や検査室で行う漸増運動負荷試験など、客観性のある
方法で測定した運動能の障害は、健康状態の障害程度をよく反
映する指標であり、進行の予測因子でもある。
複合スコア: FEV1 、歩行距離または最大酸素消費量に基づく運
動耐容能、体重減少、動脈血酸素分圧の低下などの複数の項
目を組み合わせて、死亡リスクの高い患者を特定する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: キーポイント
 禁煙はCOPDの自然経過に対し、もっとも大きな影響
をもつ。医療関係者は、喫煙しているすべての患者が
タバコをやめるよう指導すべきである。
 薬物療法とニコチン代替療法は、ともに長期間の禁煙
率を高める信頼できる方法である。
 すべてのCOPD患者にとって、定期的な身体活動は
有益であり、活動的な生活を続けるよう繰り返し指導
を行うべきである。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: キーポイント
 適切な薬物療法は、COPDの症状を軽減し、増悪の頻度
と重症度を減らし、健康状態と運動耐容能を改善する。
 現在のCOPD治療薬の中で、長期間にわたる肺機能の
低下に、決定的な影響を示したものはない。
 インフルエンザと肺炎球菌のワクチン接種を、地域のガイ
ドラインに従って実施すべきである。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: 禁煙
 医師または医療関係者によるカウンセリングは、患者が
独自に行った場合に比べて禁煙率を有意に高める。短時
間(3分間)の禁煙を促すカウンセリングであっても、510%の禁煙率が得られる。
 ニコチン代替療法(ニコチンガム、吸入、鼻腔内スプレー、
経皮パッチ、舌下錠またはトローチ)は、バレニクリン、ブ
プロフェン、ノルトリプチリンによる薬物療法と同様に、長
期間の禁煙率を確実に増加させ、プラセボに比べて有意
に効果が高い。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
禁煙をめざす患者を支援する
簡潔な戦略
 ASK
(質問)
 ADVISE
(アドバイス)
 ASSESS
(評価)
 ASSIST
(支援)
 ARRANGE
(調整)
受診ごとに、すべての喫煙者を
系統的に把握する。
すべての喫煙者に強く禁煙を勧める。
禁煙に取り組む意思の強さを把握する。
禁煙を助ける。
フォローアップの予定を組む。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: リスクの低減
 包括的なタバコ規制政策を、明確で一貫性があり、繰り返し発信さ
れる禁煙メッセージによって進めていく。
 職場での曝露の排除または低減によって最も効果的に達成できる
一次予防に力を入れる。サーベイランスと早期診断による二次予
防もまた重要である。
 換気の悪い状態で調理や暖房のために燃やすバイオマス燃料に
由来する屋内空気汚染を減らす、または回避する。
 患者に、公的機関が発表する空気汚染情報をモニターするよう伝
え、重症度によっては屋外での活発な運動を避けたり、汚染のみ
られる時間には室内にいたりするようアドバイスする。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: COPD治療薬
β2刺激薬
短時間作用性β2刺激薬
長時間作用性β2刺激薬
抗コリン薬
短時間作用性抗コリン薬
長時間作用性抗コリン薬
短時間作用性β2刺激薬 + 抗コリン薬の配合剤(単一吸入器) ※
メチルキサンチン類
吸入コルチコステロイド
長時間作用性β2刺激薬 + 吸入コルチコステロイドの配合剤(単一吸入器)
全身性コルチコステロイド
ホスホジエステラーゼ4阻害薬※
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
※日本では未承認
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: 気管支拡張薬
 気管支拡張薬による治療は、COPDの症状管理の中
心である。
 気管支拡張薬は、頓用、あるいは症状を予防、減少さ
せるための定時吸入用として処方される。
 治療に使われる主な気管支拡張薬は、β2刺激薬、抗コ
リン薬、テオフィリンまたはこれらの組み合わせである。
 治療薬の選択は、薬剤の利用可能性と、症状改善と
副作用の両面からみた個々の患者の反応性に基づい
て行う。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: 気管支拡張薬
 長時間作用性吸入気管支拡張薬は利便性が高く、短時
間作用性気管支拡張薬に比べて症状改善効果が高い。
 長時間作用性吸入気管支拡張薬は、増悪および増悪
による入院を減少させ、症状と健康状態を改善する。
 クラスの異なる気管支拡張薬の併用は、単一の気管支
拡張薬を増量するよりも有効性が高く、副作用のリスク
が低い。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: 吸入コルチコステロイド
 FEV1 が予測値の60%未満の患者では、吸入コルチコ
ステロイド(ICS)の定期的な吸入により症状、呼吸機能、
QOLが改善し、増悪頻度が減少する。
 吸入コルチコステロイド療法により肺炎リスクの上昇が
みられる。
 吸入コルチコステロイドを中止することにより、一部の
患者で増悪が生じる可能性がある。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: 併用療法
 吸入コルチコステロイドと長時間作用性β2刺激薬の併用
は、中等症から最重症のCOPD患者で、呼吸機能と健
康状態を改善し、増悪を減少させる効果が個々の薬剤
に比べて高い。
 併用療法により肺炎リスクの上昇がみられる。
 抗コリン薬(チオトロピウム)に長時間作用性β2 刺激薬/
吸入コルチコステロイドの配合剤を追加することで、治療
効果が向上するように思われる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: 全身性コルチコステロイド
 リスク-ベネフィット比が好ましくないことから、全
身性コルチコステロイドによる長期間の治療は
避けるべきである。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション:
PDE4阻害薬
 繰り返す増悪と慢性気管支炎の既往のある重症およ
び最重症のCOPD患者 (GOLD 3 and 4) で、PDE4
阻害薬ロフルミラストは、経口グルココルチコステロイ
ド治療が必要な増悪を減少させる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: テオフィリン
 テオフィリンは長時間作用性吸入気管支拡張薬に比べ
て有効性と忍容性が低いため、長時間作用性気管支
拡張薬が使用可能な場合には推奨されない。
 安定期COPD患者を対象としたプラセボ比較試験で、
弱い気管支拡張効果と若干の全身性のベネフィットが
認められている。テオフィリンをサルメテロールに追加
すると、サルメテロール単独に比べて大きなFEV1の増
加と息切れの改善が得られる。
 低用量テオフィリンは増悪を減少させるが、気管支拡
張薬吸入後の呼吸機能は改善しない。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: その他の薬物治療
インフルエンザワクチンは重症化を防ぐ。肺炎球菌ワク
チンは65歳以上のCOPD患者および65歳未満でFEV1
が予測値の40%未満の患者に推奨される。
抗生物質は、感染が引き金となったCOPD増悪および
細菌感染症の治療以外には適応とならない。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: その他の薬物治療
α-1 アンチトリプシン増強療法: α-1アンチトリプシン欠損症
以外のCOPD患者には推奨されない。
喀痰調整薬 : 痰の粘調度が高い患者には喀痰調整薬が
有用である。総合的なベネフィットは非常に小さい。
鎮咳薬: 推奨されない。
血管拡張薬: 一酸化窒素は安定期COPDに対して禁忌で
ある。COPDに関連した肺高血圧症治療に、内皮機能調
整薬を使うことは推奨されない。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: リハビリテーション
 すべてのCOPD患者には運動療法プログラム が有用
で、運動耐容能および息切れや疲労感の症状改善が
得られる。
 呼吸リハビリテーションの効果的なプログラムは6週間
であるが、より長期間プログラムを継続することで、よ
り有効な結果が得られる。
 自宅での運動トレーニングを継続すると、患者の健康
状態はリハビリ前のレベルより高く維持される。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: その他の治療
酸素療法: 慢性の呼吸不全患者に対する長時間の酸素
吸入(1日15時間を超える)を行うことで、重度の安静時
低酸素血症を呈する患者の生存率が高まることが示され
ている。
換気サポート: 非侵襲的換気療法(NIV)と長時間酸素療
法の併用は、日中に著しい高炭酸ガス血症を呈する一部
の患者に対して有用と考えられる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: 外科療法
肺容量減少手術 (LVRS) 主に肺上葉に肺気腫があり、
運動能力が低い患者では、薬物療法よりも効果的であ
る。
LVRSは手術を含まない治療プログラムに比べて、相
対的にコストが高い。
適切に選択された最重症COPD患者に対し、肺移植は
QOLの改善と機能の改善をもたらしてきた。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
治療オプション: その他の治療
緩和ケア、終末期ケア、ホスピスケア:
COPDが進行した患者と、終末期ケアやアドバンスケア
プランニングについて話し合っておくことで、患者と家族
に情報に基づく治療選択の機会が与えられる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: キーポイント
 危険因子の特定と曝露を減らすことは、COPD予防と
治療の重要なステップである。
 症状、気流制限、将来の増悪リスクそれぞれの評価を
、管理戦略に取り入れる必要がある。
 リハビリテーションと身体活動の維持はすべての
COPD患者に有用である。
 薬物療法は症状の減少、増悪頻度と重症度の減少、
健康状態と運動耐容能の改善を目的として行われる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: キーポイント
 β2 刺激薬と抗コリン薬の長時間作用性製剤は、短時
間作用性の製剤より有用性が高い。有効性と副作用
の面から、吸入気管支拡張薬は経口気管支拡張薬よ
り好ましい。
 増悪リスクが高い患者に対しては、長時間作用性気管
支拡張薬に吸入コルチコステロイドを追加した長期間
の併用療法が推奨される。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: キーポイント
 長期間にわたり経口または吸入コルチコステロイド単
剤で治療を行うことは、COPDでは推奨されない。
 PDE4阻害薬であるロフルミラストは、FEV1 が予測値
の50%未満で、慢性気管支炎があり、頻繁に増悪を
起こす患者で、増悪を減らすのに有用と考えられる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: 治療目標
 症状の軽減
 運動耐容能の改善
 健康状態の改善
症状を
減らす
 病気の進行予防
 増悪の予防と治療
 死亡の減少
リスクを
減らす
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: すべてのCOPD患者
 危険因子の回避
- 禁煙
- 屋内空気汚染の減少
- 職業的曝露の減少
 インフルエンザワクチン接種
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: 非薬物療法
患者
グループ
必須
推奨
地域のガイドラインに
応じて実施
A
禁煙
(薬物治療を含む)
身体活動
インフルエンザワクチン
肺炎球菌ワクチン
B, C, D
禁煙
(薬物治療を含む)
呼吸リハビリテーション
身体活動
インフルエンザワクチン
肺炎球菌ワクチン
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: 薬物療法
(各カテゴリーの薬剤名はアルファベット順であり、推奨順ではない)
患者
グループ
第一選択
第二選択
代替の選択肢
A
SAMA頓用
または
SABA頓用
LAMA
または
LABA
または
SABAとSAMA
テオフィリン
B
LAMA
または
LABA
LAMAとLABA
SABA 追加/または SAMA
テオフィリン
C
ICS+LABA
または
LAMA
LAMAとLABA
または
LAMAとPDE4阻害薬
または
LABAとPDE4阻害薬
PDE4阻害薬
SABA 追加/または SAMA
テオフィリン
ICS+LABA
追加/または
LAMA
ICS+LABAとLAMA
または
ICS+LABAとPDE4阻害薬
または
LAMAとLABA
または
LAMAとPDE4阻害薬
カルボシステイン
SABA 追加/または SAMA
テオフィリン
D
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: 薬物療法
第一選択
C
GOLD 4
ICS + LABA
or
LAMA
GOLD 3
GOLD 2
GOLD 1
D
ICS + LABA
or
LAMA
A
>2
B
SAMA 頓用
or
SABA 頓用
mMRC 0-1
CAT < 10
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
LABA
or
LAMA
mMRC > 2
CAT > 10
1
年
間
増
悪
回
数
0
SAMA: 短時間作用性抗コリン薬
SABA: 短時間作用性β2刺激薬
LAMA: 長時間作用性抗コリン薬
LABA: 長時間作用性β2刺激薬
ICS: 吸入コルチコステロイド
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: 薬物療法
第二選択
C
GOLD 4
LAMA and LABA
or
LAMA and PDE4-inh
or
LABA and PDE4-inh
GOLD 3
GOLD 2
GOLD 1
A
LAMA
or
LABA
or
SABA and SAMA
mMRC 0-1
CAT < 10
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
ICS + LABA and LAMA
or
ICS + LABA and PDE4-inh
or
LAMA and LABA
or
LAMA and PDE4-inh.
D
>2
B
LAMA and LABA
1
年
間
増
悪
回
数
0
mMRC > 2
CAT > 10
SAMA: 短時間作用性抗コリン薬
SABA: 短時間作用性β2刺激薬
LAMA: 長時間作用性抗コリン薬
LABA: 長時間作用性β2刺激薬
ICS: 吸入コルチコステロイド
PDE4-inh: ホスホジエステラーゼ4阻害薬
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
安定期COPDの管理: 薬物療法
その他の治療薬
D
C
GOLD 4
SABA and/or SAMA
カルボシステイン
SABA and/or SAMA
テオフィリン
テオフィリン
>2
GOLD 3
GOLD 2
GOLD 1
A
B
テオフィリン
1
SABA and/or SAMA
テオフィリン
年
間
増
悪
回
数
0
mMRC 0-1
CAT < 10
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
mMRC > 2
CAT > 10
SAMA: 短時間作用性抗コリン薬
SABA: 短時間作用性β2刺激薬
LAMA: 長時間作用性抗コリン薬
LABA: 長時間作用性β2刺激薬
ICS: 吸入コルチコステロイド
PDE4-inh: ホスホジエステラーゼ4阻害薬
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理
COPDの増悪とは
“急性の事象であり、日常の変動を超え、
薬剤の変更を要する程度の呼吸器症状
の悪化を特徴とする”
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理:キーポイント
 COPD増悪の原因でもっとも多いのは、ウイルス
性の上気道感染および気管より末梢の下気道の
感染である。
 増悪の診断は、日常の変動を超える急激な症状
の変化を訴える患者の臨床所見に基づいて行う。
 増悪の治療目標は、現在の増悪の影響を最小限
にすること、およびその後の増悪の再発を防ぐこと
である。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理:キーポイント
 増悪治療に望ましい気管支拡張薬は、短時間作
用性吸入β2刺激薬単剤または短時間作用性抗コ
リン薬との併用である。
 全身性コルチコステロイドと抗生物質は、回復まで
の期間を短くし、呼吸機能(FEV1)と動脈血低酸素
血症(PaO2)を改善し、早期再発リスクと治療無効
例および入院期間を減少させる。
 COPDの増悪は、予防できることが多い。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD増悪に続発して起こる影響
症状および
呼吸機能の悪化
QOLの低下
COPD増悪
肺機能低下
速度が速まる
経済的費用の
増大
死亡率の
上昇
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理:評価
動脈血ガス分析 (院内): 室内空気呼吸時の低酸素分圧(PaO2 <
8.0 kPa)は、高二酸化炭素分圧(PaCO2 > 6.7 kPa)の有無に関
わらず、呼吸不全の兆候である
胸部レントゲン写真: 鑑別診断に有用
心電図: 併存する心疾患の評価
血球計数検査: 多血症、貧血、出血の特定
増悪期間中にみられる粘性の痰: 抗生物質治療適応の指標
生化学検査: 電解質異常、糖尿病、低栄養状態の把握
スパイロ検査: 増悪期間中には行わないこと
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理:治療オプション
酸素療法: 患者の低酸素血症が、酸素飽和度88-92%に改善
されるように酸素量を調節する。
気管支拡張薬: 短時間作用性吸入β2刺激薬を単独または短
時間作用性抗コリン薬と併用で用いることが好ましい。
全身性コルチコステロイド :
回復期間の短縮 、 呼吸機能
(FEV1)と動脈血低酸素血症(PaO2)の改善、早期再発リスク
の低減、治療無効例の低減、入院期間の短縮が示されている。
1日あたり30-40mgのプレドニゾロンを10-14日間投与する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理:治療オプション
抗生物質 は次の患者に処方すべきである
 3つの主要症状を呈する: 息切れの増加、
喀痰量の増加、痰の粘性増加
 人工呼吸を必要とする患者
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理:治療オプション
非侵襲的換気法 (NIV)
 呼吸アシドーシスの改善、呼吸数の減少、息
切れの重症度軽減、合併症の減少、入院期
間の短縮が得られる。
 死亡率と挿管率が低下する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
増悪の管理:入院の基準








症状が著しく増強しているとき
重症COPD患者が増悪を起こしたとき
新たな身体徴候がみられるとき
増悪の初期治療がうまくいかなかったとき
重大な併存疾患がある患者
頻繁に増悪を起こす患者
年齢の高い患者
家庭内でのサポートが十分でない場合
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
併存症の管理
COPDはしばしば他の疾患(併存症)とともにみ
られ、併存症がCOPDの予後に大きな影響を
与えることがある。一般に、併存症があっても
COPDの治療を変更するべきでなく、併存症の
治療も、COPDがないときと同様に行うべきで
ある。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
併存症の管理
心血管系疾患 (虚血性心疾患、心不全、心
房細動、高血圧を含む)はCOPDの主要な併
存症の一つで、最も頻度が高く、最も重要な
併存疾患と考えられる。心不全治療に使わ
れる心臓に選択性の高いβブロッカーのベネ
フィットは、重症COPD患者であってもリスク
を上回る。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの診断、管理、予防のためのグローバルストラテジー
併存症の管理
骨粗鬆症 と 不安/抑鬱症: しばしば見逃されがちで、健康
状態の悪化やCOPDの進行と関係している。
肺がん: COPD患者で頻度が高い。軽症COPD患者の死
亡原因として最も多い。
重症感染症: 特に呼吸器感染症の頻度が高い。
メタボリックシンドローム と顕性糖尿病: COPDで頻度が
高く、後者(顕性糖尿病)はCOPDの予後に影響を及ぼす
と思われる。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 構成
 定義および概要
 診断および評価
 治療オプション
 安定期COPDの管理
 増悪の管理
REVISED 2013
 併存症の管理
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 要約
 COPDの予防はかなりな範囲で可能であり、高い優
先順位で取り組むべきである。
 COPDの診断にはスパイロメトリーが 必要である。
気管支拡張薬吸入後の1秒率(FEV1/FVC)が70%
未満の場合、持続的な気流制限があるとみなされ、
COPDと診断される。
 呼吸リハビテーションと身体活動の有益な効果はど
れほど強調しても誇張することにはならない。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 要約
 COPDの評価には、症状評価、気流制限の程
度の評価、増悪リスクの評価、併存症の評価
が必要である。
 症状と増悪リスクの評価を総合して、薬物治
療および非薬物治療を含むCOPDの管理方
針を決定する。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD診断、管理、予防のための
グローバルストラテジー 2013: 要約
 増悪の治療は、増悪の影響を最小限にすると
ともに、その後の再発を予防するために行う。
 併存症に注意を払うこと。もし併存症がある
場合には、COPDを発症していない場合と同
じように併存症の治療を行う。
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
世界COPDデー
2013年11月20日
世界中でCOPDへの関心を高めるために
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
Slovenia
Germany
Ireland
Saudi Arabia
Bangladesh
Brazil
Yugoslavia Croatia
United States Australia
Canada
Austria
Taiwan ROC
Mongolia
Portugal
Philippines
Yeman
Thailand
Malta
Norway
Moldova
Greece
China
South Africa
Kazakhstan
United Kingdom Syria
Hong Kong ROC
Italy
New Zealand
Argentina
Mexico
United Arab Emirates
Poland Korea
Nepal Chile
Israel
Pakistan Russia
GOLD National Leaders
Peru
Japan
Netherlands
Egypt France
Georgia
Venezuela
Kyrgyzstan
Macedonia Albania
Iceland
Denmark
Turkey Czech
Belgium
Slovakia
Republic
Singapore Spain
Colombia
Ukraine
Romania
Sweden
Vietnam
Uruguay
Switzerland India
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
GOLD Website Address
http://www.goldcopd.org
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
ADDITIONAL SLIDES PREPARED BY
PROFESSOR PETER J. BARNES, MD
NATIONAL HEART AND LUNG
INSTITUTE
LONDON, ENGLAND
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの病理
末梢肺
肺胞付着部の消失
肺胞壁
肺気腫
細気管支
線維化と炎症
慢性閉塞性気管支炎
正常
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
喘息とCOPDの病理
炎症
線維化
喘息死
肺胞壁
の破壊
重症COPD
ASM: 気道平滑筋
BM: 基底膜
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
喘息とCOPD
炎症
喘息
COPD
細胞
肥満細胞
好酸球
CD4陽性Tリンパ球
マクロファージ +
好中球
CD8陽性Tリンパ球
マクロファージ +++
メディエーター
LTD4、ヒスタミン
IL-4、IL-5
活性酸素種 +
LTB4
IL-8、TNF-α
活性酸素種 +++
作用
すべての気道
線維化はほとんどみられない
上皮細胞の脱落
末梢気道
肺の破壊
線維化 +
扁平上皮化生
+++
ー
ステロイドへの反応性
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDのエアトラッピング
正常
吸気時
末梢
気道
炎症
気道の肥厚
肺胞付着部の消失
弾性の消失(気腫化)
肺胞壁接着
呼気時
気道の閉塞
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDでみられる炎症の増幅
好中球
マクロファージ
サイトカイン
メディエーター
プロテアーゼ
炎
症
非喫煙者
喫煙者
軽症
COPD
重症
COPD
増悪
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの細胞学的メカニズム
タバコ喫煙
(およびその他の刺激物質)
上皮細胞
マクロファージ
好酸球
線維芽細胞
単球
好中球
プロテアーゼ
線維化
(末梢気道)
肺胞壁破壊
(気腫化)
好中球エラスターゼ
MMP-9
粘液過剰分泌
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD発症と好中球の役割
走化
遊走
炎症
活性酸素種
酸化ストレス
好中球
エラスターゼ
気腫化
粘液分泌
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPD発症とNF-κBの役割
タバコ喫煙
酸化ストレス
刺激
刺激
炎症
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDと酸化ストレス
好中球
動員
粘液分泌
血漿漏出
ステロイド抵抗性
↑老化
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
MMP-9の作用
化学走化性
マクロファージ
好中球
ペプチド
好中球
エラスターゼ
MMP-9前駆体
弾性線維分解
潜在型TGF-β複合体
肺気腫
活性化TGF-β
末梢気道線維化
(慢性閉塞性気管支炎)
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
肺胞壁マクロファージの役割
タバコ煙
木材煙
数の増加
分泌増加
ステロイド抵抗性
ステロイド
反応性
貪食作用
弾性線維分解
好中球
単球
肺気腫
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
CD8陽性Tリンパ球の役割
気管支上皮細胞
マクロファージ
細胞傷害性T細胞
肺気腫
(Ⅰ型肺胞細胞の
アポトーシス)
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDでみられる炎症の進行
好中球
マクロファージ
自然免疫
樹状細胞
獲得
免疫
T細胞
B細胞
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
Th17細胞
好中球
急性期タンパク質
上皮細胞
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
Nrf2とアンチオキシダント遺伝子の制御
BZip 転写因子
酸化ストレス
喫煙マウスの肺気腫
アンチオキシダント
肺のNrf2活性
正常喫煙者で上昇
COPD患者で低下
細胞核
No ↑ COPDで酸化ストレス存在化
でNrf2のアセチル化に依存して上昇
(HDAC2とSIRT1の減少と連動)
アンチオキシダント遺伝子
(GPX、HO-1、カタラーゼなど)
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
COPDの増悪
細菌
ウイルス
マクロファージ
非感染性
上皮細胞
好中球
酸化ストレス
Professor Peter J. Barnes, MD
National Heart and Lung Institute, London UK
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)
© 2013 Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease
(監修:順天堂大学 客員教授 福地 義之助)

similar documents