システム上重要な金融機関の規制

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システム上重要な金融機関の
規制
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上原拓真
システム上重要な金融機関とは
規模
その理由として
・システム上の重要性に対する基準は、状況に依
存し、時間につれて変化するため、その評価にあ
たっては、国レベルや国境をまたがる環境に適用
システム上
するために高度な判断と柔軟性が必要
代替可能
金融機関の破綻時に、他の金融機関では同一または、類似のサービ
金融機関が提供する金融サービスの量.
システム上の重要性を最終的に
金融システムの他の要素との結びつき
性の欠如スを提供することができない
ただし 重要な金融
・基準を必要以上に正確に公表するとそれに対す
判断するのは各国当局である。
機関
る憶測から金融機関等のモラルハザードを招く
相互連関性
・システム上重要か非システム上重要かを明確に
線引きするには量的な基準よりもさらに高度な判
断を必要とする。
具体的な規制案
破綻を容認しな
破綻させにくくするための規制
いと、金融機関
はそれを逆手に
破綻を容認して、システムへの影響を
取り高いリスク
モラルハザードの発生
最小限に食い止める手法
の業務を行う可
リスクの高い業務を切り離す策
能性がでてしま
う
最低自己資本比率を高くする
危機時に資本に転換できる特別の債権
発行を認める
破綻を容認して、システムへの影響を
最小限に食い止める手法
破綻処理制度整備の必要性
リビング・ウィルとは
破綻処理制度の整備
・現在のように国境を越えて活動する金融機関
・システム上重要な金融機関が危機に陥った場合の対応や処理
を容易にするために平常時のうちに策定しておく計画を指し、
が金融システムにおいて大きな地位を占め、国
危機発生時の組織の解体、事業の売却・縮小、契約関係の処理
境を越えた金融取引が活発に行われている現状
等について定めたものをいう。
においては、金融機関が危機に陥った場合の国
・こうした計画を金融機関に予め準備させておくことで、破綻
リビング・ウィルの導入
の危機が生じた場合にも金融システムへの影響を抑止しつつ円
際的な対応体制を備えておくことは、危機が国
滑な対応が可能になり、監督当局にとっては救済せず破綻させ
際的に拡大することを食い止める上で不可欠で
るという選択肢が取り易くなることから、救済を前提とした金
あり、各国間の強調ないし国際的な破綻処理制
融機関のモラルハザードの防止に資すると考えられている。
・リビング・ウィルを策定する中で、金融機関自身がその組織
度の構築という視点がきわめて重要である。
破綻処理コストの金融機関自身
や業務の構造、内容、そこに内在するリスクや問題点などをよ
による負担の仕組みづくり
り深く把握できるようになり、業務の改善に役立つ点や、監督
当局にとっても、リビング・ウィルを用いることで対象金融機
関の理解が深まる。
破綻処理費用
・破綻に伴い生じるコストを税や手数料の形で金融
機関自身に負担させることでモラルハザードの発生
これら3つは金融機関が破綻することを
を防ぎ、過度なリスクテイクの拡大を抑止し、経営
への規律付けを図ることを目的としている。
前提とした施策であり、政府はいざとい
う時に金融機関を破綻させるという選択
過度なリスクテイク
肢を取りやくすなり、金融機関に対して、
を行わなくなる
・金融危機責任料(米)
救済はしないという明確なアナウンスを
危機において金融セクターが公的支援から受けた利益を返還さ
せることを目的としている。
行うことができる
・銀行報酬税(英)
・首脳声明や財務大臣・中央銀行総裁会議での声明はいずれも銀行システ
25000ポンドを超える賞与に対して、高率(50%)の課税を行う
ムの修復に向け政府が支出した負担に対する民間金融セクターの貢献につ
・FSCS(金融サービス補償機構)内のファンド創設(英)
いて議論しており支出済のコストの回収に主眼が置かれている。
特別破綻処理スキーム上の安定化装置のための支出をFSCS
から行うことが定められ、FSCSが金融機関の資金拠出によ
り予め破綻処理時の支出に備えたファンドを設立すること
を認める規制を定める権限を財務省に与えている。
銀行税導入について

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