保健師資料 - 医療法人社団 成仁

Report
Seijin Hospital
医療法人社団 成仁
Seijin Hospital
■法人名称
■代表
医療法人社団 成仁
理事長 片山 成仁
創立年
平成6年2月
従業員数
362名
施設紹介
成仁医院 (外来診療、精神科デイケア、重度認知症デイケア、訪問診療)
うち看護師86名 (平成25年4月現在)
成仁ビル (訪問看護、訪問介護、居宅介護事業、地域包括支援センター)
成仁病院 (外来診療、急性期入院(ER・ICU、退院促進)、精神科デイケア)
成仁介護老人保健施設 (入所・通所)
東京下町区(足立・葛飾) Information
足立区では、つくばExpress・日暮里・舎人ライナーの新交
人員が23区中第3位。老年人口(65歳以上)割合は第4位、
通システムが整備され、大きな発展性への期待感がありま
年少人口(0~14歳)の割合も同じく4位。ただし生産年齢人
す。23区中第3位の広い面積、第5位の大きな人口。そして、
口(15~64歳)の割合は下から2番目。高齢化が進み生産
東京スカイツリ‐の開業等は、下町区全体を活性化するた
めの条件がそろいつつあります。一方葛飾区では、伝統的
習慣や生き方が受け継がれていて、家族人数が多い。世
帯当たりの
年齢人口の減少が続く下町区全体では生活保護率が高い
東京の足立区・葛飾区紹介
ことも納得できます。成仁では、地域が医療に何を求めて
下町、人口、生活保護など
いるのか?を見極め、地域に根ざした医療を目指していま
す。
■成仁はもともと在宅専門
1994
Seijin Hospital
成仁医院 開設 (東京都足立区中川)
重度認知症デイケアを開設訪問看護、往診を開始
重度認知症デイケアは、介護保険が始まる前から開始しており、
東京都第1号であった。
1995
精神科デイケア・デイナイトケア 開始
1997
在宅介護支援センター 開設
1999
成仁介護老人保健施設 開設、居宅介護支援事業 開始、
成仁医院
地域包括支援センター 開設
そして、在宅から急性期まで
2007
急性期に特化した成仁病院 開設
在宅の患者さんに急変が生じた際にも対応できるように、
急性期に特化した成仁病院を開設。
これにより、在宅から急性期まで包括的な精神科医療が
提供できるようになった。
成仁病院
Seijin Hospital
■病院の概要
■成仁病院は、平成19年7月に開設した。
東京都足立区・西新井駅から徒歩圏内にあ
る単科の精神科病院である。23区内での単
科の精神科病院は実に38年ぶりの開設で
ある。当院の病床数は、114と精神科病院
にしては小型なので特徴を持たせなければ
いけない。そこで、救急・急性期専門とし、
長期入院は思い切ってあきらめることとした。
救急に最適な構造を検討。
・救急車がシャッター内に入れること。CT、MRIを取れること。
・鉄製のドアの厚さ10㎝の頑丈タイプの保護室が9室。簡易タイプの保護室を11室。
・ナース室に隣接する病床は酸素配管を設けて合併症患者を見れるようにした。
・修正型電気けいれん両方を行える専用の処置室も設けた。
・検査室は生化学検査機器が入れる大きさにした。
・アメニティの高いタイプの個室も約20床確保した。
当法人の成り立ちから紹介する。
4
Seijin Hospital
成仁病院○平成19年7月開院
○
○地上6階地下1階:土地面積1406.08㎡(425.34坪)、建物面積4969.02㎡(1503.13坪)
○地階
CT、MRI、X-P、ECG、EEG、生化学検査機(ビトロス5600)、血算機、血液ガス分析器、
厨房
○1階
外来、事務、精神科デイケア、訪問看護室、救急車専用入り口、外来ECT受付
○2階
病棟44床:個室22床
急性期治療病棟1(看護体制10対1)
m-ECT用サイマトロンを配備:m-ECT(約60件/週)を実施
○3・4・
5階
病棟70床:精神病棟入院基本料(看護体制10対1)
○3階
54床早期社会復帰・退院促進を重点にしている
○4階・5
階
16床:アメニティ重視の個室を配置
○6階
医局、会議室
外観模型
Seijin Hospital
当院は、開設以来
「救急車・急患を断らない」ということを医療圏での役割としている。
日本中で救急隊員救急車の数と比べて過剰なほどの救急要請がある。
救急件数 月間約130件 全数対応365日24時間体制で救急対応。
救急をとる基準である、独自のトリアージを確立。そのため、電話での行動療法も行う。
独自の救急トリアージシステムとは
精神科がらみの人は対応が難しい。
本当は重症でもないのに、時間外受診の目的で救急車を呼ぶ人、アピール目的で自傷行為をしたり薬のまとめのみをする
人が居たり、自分の症状を説明できないために本当は重症なのに、軽く扱われる人が居たり千差万別である。
受診・入院要請時に、まず決まったトリアージャーが対応。救急隊員から本人や家族に取り次いでもらう。そこで本当の緊
急性があるかどうかを判断したうえで、緊急性のある時は入院を前提とした受診、緊急性のない場合は、なるべく昼間時間
帯での主治医受診を勧めることとしている。中には、ただの時間外の臨時受診が希望の人もいるが、そういう人はリピータ
にならないように、私費での診療を行っている。頭部外傷や熱発などの身体要因が疑われるときは、まず当該の身体科で
・
診療を先行してもらう。その後必要があれば当院へ転送してもらうこととしている。このように最終処遇を意識したトリアージ
を行う。
やみくもに全依頼例を外来で見ることは精神科的には汎治療的であることも多い。
【平成25年の救急実績】
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
152
131
160
164
183
190
188
188
139
166
169
167
救急入院
39
46
50
50
55
73
69
68
41
45
54
44
救急外来
31
36
33
45
57
74
45
45
28
54
53
46
救急からの入院
25.8 %
の割合
36.4 %
30.1 %
30.5 %
29.6 %
38.7 %
39.5 %
36.0 %
24.8 %
26.3 %
31.4 %
26.7 %
相談数
Seijin Hospital
■成仁病院 (外来・入院・精神科デイケア)
平均在院日数は30日強、在宅復帰率90%強
SDA、MARTAなど新薬が登場したこともあり、早期に改善が見られ、症状が軽症化するようになった。
地域生活を中心とした在宅医療が充実した成仁病院ならではの短期入院治療。
急性期症状を短期間で治し、退院後は外来・在宅医療にて手厚くサポート。
また、単剤中心の最新の薬物療法とECTの併用により、短期入院につながっている。
【平成25年の平均在院日数推移】
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
計
平均
在院日数
40.27
38.31
32
32.29
29.81
32.99
31.84
31.12
39.31
32.69
32.83
32.05
33.79
入院数
83
77
92
97
104
103
109
117
89
101
100
92
1164
退院数
87
79
102
94
100
89
119
104
88
114
91
106
1173
全病棟 精神病棟 入院基本料10:1
手厚い看護体制が早期退院を実現します。
最新設備の整ったER
ベッド数は114床。全閉鎖病棟。保護室は17床、ERは9床
Seijin Hospital
■無痙攣通電療法 ECT (サイマトロン)
最新型の電気療法。副作用が少ない安全な治療法。麻酔で筋肉を弛緩させ、呼吸管理をしながら
通電療法を行う。1日平均約20件、カバー率18%。日本で最多の症例数。
成仁病院では、患者さんに薬を大量投与することなく、薬物調整とこの通電療法の併用が、
短期回復のカギとなっている。1クール6回(週3回実施)をベースにECTを行う。
ECTの適用について
激症患者には治療上有効であると判断した場合、
オフラベル投薬とm-ECTの利用を躊躇しない
こととしている。新薬の薬情には、たいていは「少量から始める」と
書いてあるが、急性期の現場では全く無効である場合が多く、実
際には規定量超えを必要とするものが多い。
患者や家族はそのあたりの医学的事実を説明するとほとんどが同意をしてくれる。
【平成25年のECT実績】
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
年計
130
158
210
159
141
238
229
155
187
179
193
225
2204
Seijin Hospital
■独特の看護体制で、新卒看護師の退職者は1人のみ
(1年在籍率)
近年看護師の離職率の高さが叫ばれているが、それはなぜか?
それは、看護師に何でもかんでもオールマイティな仕事が求められるから。
ひと昔前ならばそれでもよかったのだが、医療技術の発展と患者サイドの要求水準の上昇により、
すべてをこなすことが困難になってきている。
そこで、成仁では役割機能別看護体制というものを採用している。
あれもこれも、と何度も仕事のチャンネルを切り替えることによるストレスがなくなり業務に集中できる。
■役割機能別看護体制とは
成仁の看護師は以下の3つに分類され、志望や適性によって
業務分担される。
役割に応じて服装も変えている!
○プライマリー
患者さんの看護計画策定。患者さんとのコミュニケーション
など、個別の状況において分析・考察が必要となる業務。
○テクニカル
処置行為が中心業務。
m-ECT専門、保護室、身体合併症などに細分化されている
運動神経を使い反復してスキルアップするタイプ。
○セカンダリー
特殊事態に対応する業務
例】患者急変・感染症発生・クレーム対応
Seijin Hospital
■役割機能別の効果
このように個人特性に合致した「役割」は原則として
個々の選択に任せているが、意外と皆自分の特性を
知っていて、満足して従事している。
狭く深い業務なので習熟しやすく新卒でも半年くらいで慣れてくる。
2年も行うとベテラン肌になってしまう。
また苦手な分野をさせないという意味でもあるので、先輩に怒られるということ
がないし、業務の大部分が自主性に任せて良いということになる。
「怖い婦長はいません!」
そういう意味での管理する人、注意する人としての「婦長さん」は廃止した。
ただし、給与体系や地位を表す「部長」「課長(帥長格)」は設けている。
これら「長」が、管理をしたり、部下の数を示すという構造を
無くしたということである。
Seijin Hospital
保健師
①
法律・制度・予防・衛生・広報
臨床保健師
業務範囲を以上のように
定義した
④
②
仕切り
リーダーシップ
⑤
⑥
処遇
プライマリー業務
診療の補助
③
簡単な処置
診断・処方・OPE
医師
(採血・点滴)
⑦
療養上の世話
(介護等)
看護師
Seijin Hospital
しかし、保健師が病棟に入ると突然、
看護師と同じ扱いをされてしまう・・・
これらの問題を解決し保健師が保健師業務に専念できるようにするため
入院の申し込みから主治医選定。
さらには、退院時期や退院後のリハビリの選定など、
従来の主治医の役割の大半をも行ういわば、
「主治保健師」の役割という役割を設けた。
日本の法解釈では
「やってはいけない」と書かれているもの
以外はしてもよいということ
これらのことから
「医師の指示を必要としないもの」
「医師でないと行ってはいけないもの」
以外は
「全て保健師が行う」
という形を臨床保健師の定義とした!
保健師
①
法律・制度・予防・衛生・広報
④
②
仕切り
リーダーシップ
⑤
⑥
処遇
プライマリー業務
診療の補助
③
簡単な処置
診断・処方・OPE
医師
(採血・点滴)
⑦
療養上の世話
(介護等)
看護師
Seijin Hospital
■9時5時の廃止
細かい工夫として勤務時間を抜本的に変えている。
内科や外科病棟は朝食前後にやることを決めて全員でミーティング。
その後一斉行動するから、8:30-17:30という勤務時間は合理的なのだが、
精神科は忙しい時間帯がもう少し遅い。業務分析の結果、家族や医療機関との連絡調整面談。
入院患者の診察処方などのプライマリー業務だけではなく、
点滴や処置なども10:30以降が多いことが分かった。
さらに言うと臨時の入院も18時から22時ころまでのいわゆる準夜勤帯にかなり集中していることが分かった。
本当に忙しい時間帯に多めに人を配置し、必要でないときにはなるべく業務に就かせないということで、
一人当たりでは一日の中で繁忙時間帯を無くすことに成功した。
この遅めの業務開始は意外と職員の受けもよい。
勤務時間の例
10:30~18:10、10:30~22:00、22:00~9:00etcなどを
<教育・研修>
Seijin Hospital
入社後の研修・教育体制が整っているか不安。
いきなり1人で受け持ちだなんて言われたらど
うしよう。
・・・なんて心配は全く無用!!
プリセプター制
1年間、優しい先輩がマンツーマンで責任を持って
面倒見をしてくれます!(食事も誘ってくれます!)
毎週4時間の研修時間を確保
各部署の先輩が講師として実践を交えながら丁寧
に教えてくれます。(他部署の先輩との距離も近づ
きます!)
学生から社会人になる大事な節目の時期に、成仁では専門的な技術はもちろんの
ことですが、社会人として必要なさまざまなスキルを身につける教育に力を入れて
います。
<教育・研修>
Seijin Hospital
1年目4月4週間<全体研修>
①座学
<就業規則><部門説明><医療法規><精神医学><接遇系><急変時対応法><.防災管理>など
②実務実習
5人1組程度の集団実習です。職種関係なく、法人内のあらゆる部門、部署の体験をすることで、全体の輪郭がみえ、現場に入ってもスムーズに仕事ができます。
また自分とは違う職種の人とチームを組むことでそれぞれの役割を理解しながらも自己適性の洞察を行います。
1年目5月以降<部門内研修>
それぞれの適性に合わせて各職種、各部門に分かれて研修を行います。
本人の希望と適性により話し合いで決定しますが、いくつか研修先を回ることもあれば1か所にとどまることもあり、
研修内容は1人ひとりに合わせたオーダーメイドとなっています。
各新人にプリセプターが1名につき1名つきます。1年間プリセプターがぴったりついて指導しながら新人たちの弱い部分をフォローします。
1年目5月以降<定期集合研修>
毎週4時間の研修時間を確保しています。
各部署ごとの先輩たちがそれぞれ勉強会・研修内容を企画し、部署ごとに交代で講師を務め、実践で使える知識や技術をレクチャーします。
ケースカンファレンス、ケーススタディ、グループワーク、ロールプレイ、接遇訓練などを導入しています。
勤務外に研修時間を確保することにより、普段は忙しい先輩やなかなか話す機会がない先輩から近い距離で指導を受けることができ、
相談に乗ってもらいながら自身の振り返りができるということが特徴です。
例:患者対応、疾患の基礎知識、手技など・・・
Seijin Hospital
■成仁介護老人保健施設
全国でも数少ない「認知症専門」の介護老人保健施設です。
精神科医療専門の医療法人社団 成仁を母体として、
認知症をもつお年寄りに、専門施設にしか
できない正しい医療と介護を提供。
病床数 95床 (ほぼ100%で稼働)
入所サービス/短期入所サービス
心身の健康回復と認知症状の進行を防ぐことを専門医が診療を行い、
さらに看護師や作業療法士、介護スタッフが、リハビリテーションや食事、
排泄、入浴の介助など日常生活全般にわたる看護・ 介護を行う。
通所サービス/デイケア・デイナイトケア
「日中のみ」または「日中から夜間まで」お年寄りをお預かりし、
医学的管理の下、質の高い医療と 介護を受けながら
楽しく過ごしていただきます。
症状に合わせて、専門職員が入浴や食事(栄養指導)の
お手伝いをします。 送迎バス完備。
Seijin Hospital
■システム開発!
ノウハウは紙ベースや脳内記憶として蓄えられている。
でもその形だと次の人に伝えていくのが難しい。
日々のカルテを書いていくとそれが自動的に
マニュアルに書きかえられる。
そういうフィードバックと言うか再帰を前提としたコンピュータシステムは
作れないのだろうか。このようなシステムを以前は
自動診断とか人工知能とかと呼ばれていた。
当時のハードウェアは力不足でうまくいかなかったが、
今ならできるのではないか?
再帰構造を持つ認知に素直なデータベース。
こうした取り組みの一環として完全クラウド型の
スマートフォン対応システムを
自社開発しています!
Seijin Hospital
■長く働き続けられる職場
お母さんにも働きやすい職場 精神科では子育てもキャリアに一貫
成仁では、入職して子供を産み、その後復帰して長く働いている職員がたくさんいます。
それは、勤務の融通がきき、働きやすい職場となっているから。
・週30時間以上働けば、正社員と同じ待遇が受けられる 「短時間正職員制度」を導入。
・30h以上/週で社会保険適用
・30h以上/週で育休・介休適用!
2009年10月院内保育施設オープン
専属の講師による英語教育に力を入れた新しいタイプの
保育施設です。常時4名のスタッフがいるので、子供を預けて
安心して働けます。
Seijin Hospital
若く元気な職場です・・・・・
ゴルフ部、野球部、バンド部などの部活動や、
忘年会・職員旅行などのイベントも充実しています!
皆様と共に仲間として働ける日を心待ちしております。

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