Interuniversity Bio-Backup Project

Report
大学連携バイオバックアッププロジェク
ト
Interuniversity Bio-Backup Project(IBBP)
あなたの大切な実験途上の研究材料
(生物遺伝資源)を守ります!
--バックアップ拠点事業開始のご案内--
基礎生物学研究所
IBBPセンター
成瀬
清
東日本大震災では、生命科学研究分野にお
いても大きな被害が発生しました。
被災した小型魚類飼育施設
(東北大学加齢医学研究所)
停電により融解した冷凍研究試料
(東北大学加齢医学研究所)
その結果多くの研究者がその研究計画の方向転換や中断を余儀なくされました。
その対策として、
大学連携バイオバックアップ プロジェクト
Interuniversity Bio-Backup Project for Basic Biology (IBBP)
が始まりました。
目的
全国の研究教育機関が保有する生物遺伝資源の予期せぬ災害や事
故による毀損・消失を回避する。
方法
研究者から委託された「控え」の生物遺伝資源を、基礎生物学研
究所IBBPセンター(バックアップ保管施設)にて保管し、災害
や事故により研究者の生物遺伝資源が失われた際に返却する。
北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪
大学・
九州大学 に大学サテライト拠点をおいて全国的にエリアをカ
バーするとともに、基礎生物学研究所に集中管理及び保管施設
(IBBPセンター)を設置し、連携してプロジェクトを遂行する。
大学連携バップアッププロジェクト概
要
問い合わせ
委託申請
教育・研究
機関
(ユー
ザー)
委託申請の
サポート
大学サテライ
ト
拠点
(窓口業務)
保管申
請
の双
連方
携向
保管委託・返却依頼
返却
IBBPセン
ター
(保管管理
業務)
保管決
定
IBBP計画
推進委員会
(業務の提
言・承認・審
査)
大学サテライ
ト拠点委員・
基生研委員・
遺伝子協議会
委員
大学連携バイオバックアップ プロジェ
クト計画推進委員会委員








北海道大学(滝谷重治)
東北大学(松居靖久)
東京大学(岡 良隆)
名古屋大学(石浦正寛)
大学サテライト拠点担当委員
京都大学(河内孝之)
大阪大学(藤堂 剛)
九州大学(久原 哲)
基礎生物学研究所(西村幹夫・小林 悟・藤森俊彦・
吉田松生・川口正代司・井口泰泉・成瀬 清)
 遺伝子研究支援施設連絡協議会(幹事より推薦)
大学サテライト拠点担当エリア
全国七つの大学サテライト拠点が各地域を担当します。
大学サテライト拠点
大学サテライト拠点
大学サテライト拠点
受け入れ可能な生物遺伝資源の種類と保存方法
植物
種子を低温保存
または凍結保存
微生物
液体窒素中で
凍結保存
動物
精子や卵・受精
卵を液体窒素中
で凍結保存
培養細胞
(植物・動物)
液体窒素中で
凍結保存
生物遺伝資源の
計画保存容量は
(クローン・ライブラリ) 約140万サンプ
液体窒素中で
ル
遺伝子
凍結保存
種子に関しては、冷蔵及び凍結保存の条件が明確なものです。
受け入れ要件
 液体窒素保存が可能なサンプル
 生物遺伝資源に付随するデータが明らかで、そのデータに
より返却時にその同一性の確認が可能
 種子を除き、凍結状態でIBBPセンターまで輸送可能
 病原性がない
 遺伝子サンプルでは解凍後、ポリスチレン容器からポリプ
ロピレン容器に移し替え可能(液体窒素保存のため)
 IBBPセンターもしくはユーザーサイドでその増殖(増
幅)が可能
 組換え体の拡散防止措置区分でP1、P1A、P1P、P2、P2A、
P2Pレベル
 3年をめどに実験計画が次の段階に移行し、バックアップ
保管している生物遺伝資源を利用者に返還可能(審査によ
り保管延長も可能)
受入審査基準
 希少性: 世界的に見てどれだけ稀少な生物遺伝
資源であるか
 復元難度:
難しいか
生物遺伝資源の再構築がどれくらい
 生物学的意義: 生物遺伝資源の生物学的意義が
どれくらいあるか
 引き取り責任者: 3年経過後に生物遺伝資源の
保管延長、引き取りまたは廃棄を行う責任者が明
確であるか
ナショナルバイオリソースプロ
ジェクト
とは何が違うの?
 IBBPは研究途中の生物遺伝資源をバックアッ
プ保管するプロジェクトです。
 生物遺伝資源の他者への配布は行いません。
 生物遺伝資源に関する情報は厳密に秘密保持
します。
 生物遺伝資源が失われた際は、いかなる理由
でも保管委託した研究者に速やかに返却しま
す。
バックアップ保管及び返却の費用はかかりません。
保管委託プロセス
IBBPセンター
愛知県岡崎市
基礎生物学研究所に新しく開設されます。
 2階建て総床面積 約500平方メートル
 通常の約1.5倍の耐震性建築二段階の非常用電源を設置
ガスの供給が続く限り発電可能→ガスの供給が途絶えた後も24時間のジー
ゼル発電が可能
 液体窒素凍結保存システム・超低温フリーザー・冷凍
庫・薬用ショーケース等異なる温度の保管設備を完備
 ユーザーによるセンター備品の利用
 平成25年2月末完成予定
IBBPセンター平面図(一階)
液体窒素保存室
超低温フリーザー室
作業室
IBBPセンター平面図(二階)
種子保管室
動植物
細胞培養室
ゲノムリソース室
居室2
顔認証による入退室管理
居室1
付帯設備1
液体窒素凍結保存システムと液体窒素自動供給システム
気相式MVE1542(42000本/2 mlチューブ換算) 8台
液層式MVE815 (15600本/2 mlチューブ換算) 2台
液体窒素外部貯蔵タンク(9735L)
超低温フリーザーMDF794(700L) 5台
種子保存室
薬用ショーケース(4℃保存)8台
庫3台
低温インキュベーター3台
冷凍
検体管理システム
ウエッブを用いた利用者によるサンプル登録、バーコードラベルと保
存容器の利用者への送付、返送された凍結保存検体の確認と入庫管理
及び返却依頼時の出庫管理
機器監視システム
液体窒素保存システム及び超低温フリーザーのシステム監視信号
(温度、電源、その他)をモニターし携帯電話等へ警報を発信
セキュリティシステム
顔認証による入退室管理
付帯設備2
ラボオートメーションシステム
96/384ヘッド自動分注装置、自動プレート搬送装置及び熱シールシステム
8ヘッド自動チェッリーピッキングシステム
シークエンサー
24キャピラリー塩基配列解析装置(ABI 3500xL)
プログラムフリーザー
アイスキューブ 14M-A (SY-LAB社) 一式
バクテリア培養装置一式
バイオハザードキャビネット、大腸菌インキュベーター、384Wellマイクロプレートリー
ダー、プレート遠心機、マイクロプレート自動分注装置、PCR装置、オートクレーブ、コ
ロニーピッカー、レプリカ作成装置
動物植物細胞培養装置一式
クリーンベンチ、CO2インキュベーター、低温インキュベーター、バイオトロン、光照射
型振盪培養器
顕微鏡
落射型蛍光顕微鏡、蛍光実体顕微鏡、位相差顕微鏡
その他
超純水装置、製氷機
付帯設備により可能な作業
 DNAライブラリーのレプリカ作成
 3D PCRプール作成によるライブラリースクリーニング
システム構築
 大腸菌コロニーピッキングによる整列化ライブラリー作
成
 ヒットピッキングによるクローンの再整列化
 Fosmid/BACライブラリーの作成
 サンガー法による中規模な末端配列決定
 動植物細胞の培養とプログラムフリーザーによる凍結保
存用サンプルの作成
お問い合わせは
〒444-8585 愛知県岡崎市明大寺町字西郷中38
基礎生物学研究所 IBBPセンター
Tel・Fax:0564-55-7554 mail:[email protected]
まで、ご連絡下さい

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